東洋医学で考える相性ー五行

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東洋医学では身体や生命などを考える上で、東洋哲学思想の気、天人合一思想、天人地三才思想、陰陽などを使っているのですが、特に有名なのが、気、陰陽、五行の3つになると思います。気と陰陽については書いているので、今回は五行(ごぎょう)について書いていきます。

陰陽は2つに分ける考え方でしたが、五行は5つに分ける考え方になります。例えば、普段の生活においても、2択で答えづらいものは、3択や5択になったりしますよね。好きか嫌いかで分けられれば、2択ですが、まだ分からないというのがあれば3択になるでしょうし、将来など分からないことが増えれば、5択ぐらいで何となくの方向を示すのは、日常生活でも、アンケートでも多いと思います。

 

このように人が何かを分類していくときに、5つまでは何となく分類しやすい傾向があります。例えば、友人関係でもよく遊ぶ・たまに遊ぶというのもあれば、よく遊ぶ・たまに遊ぶ・みんなで遊ぶという人がいるでしょうし、細分化したら、よく遊ぶ・たまに遊ぶ・みんなで遊ぶ・相談をする・教えてもらうというように他の分類で友人などを自然と分けていると思います。

 

この分けるということを東洋哲学では、基準がないといけないということで、人間が生きている上で、必要な物ということで、木・火・土・金・水という5つのものに分けました。

 

人が生きていく家を作るのに、木がないといけないし、食事を作ったり道具を作るのに火が必要で、食物を育てたり家を建てたりするのに土がないといけないし、家を作ったり料理をしたりするのに道具(金)が必要で、人が生きていくために水がないといけないということが最初です。

 

分けるということでは陰陽論が明るい・暗いというように分けられたように、5つに分ける基準を考えたときに、この5つの木・火・土・金・水の性質を以下のように考えました。

・木(曲直):草木は成長して大きくなる

・火(炎上):炎は上に燃え広がる

・土(稼穡):食べ物を収穫できる

・金(従革):道具になっていく(金属)

・水(潤化):水は萬物を潤し下に垂れる

 

漠然としているのでもう少し具体的にすると、

・木:成長や広がる性質

・火:熱く、のぼせる性質

・土:栄養を与える性質

・金:縮んだり下がったり綺麗

・水:潤す性質

まだこれでは分類するのは難しいですかね?

 

人で分けてみるとどうでしょうか。

・木:交流関係が広く、積極的な人

・火:スター性があり明るい人

・土:親分肌で義理人情に厚い

・金:クールでマイペース

・水:人当たりがよく面倒見がいい

こうやって分けてみると、皆さん方の周りも五行に分類することが出来ませんか?

 

この五行の分類を人に当てはめたものが、占いの九星気学や干支の考え(干支は暦に用いられている)にも使われています。東洋的な占いは、陰陽とこの五行を組み合わせて考えることが多いです。

 

マンガ、小説、映画などの主人公達の周りもこのような性格や傾向のある人たちを配置していることが多くないですか?

古くから使われてもいて、実体験でも理解できるものなので、非常に多く応用されています。5人戦隊も色分けされていますが、この五行で考えると理解できることも多いと思います。

 

例えば、占いでも現実でも「誰と誰が合う」や「相性」って皆さんも気になるものですよね。これをこの五行で考えていくのですが、五行という考えには2つのルールがあります。

・相生:生み出していく関係で仲が良い

・相克:監視や苦手な関係

 

相生関係だと木→火→土→金→水→木というように循環するということで、木と火という近い関係の人は相性がいいということが言えます。例えば、ポジティブで活動的な人とスター性があり明るい人の組合せはいいと思いませんか?

これは隣り合う関係がよい相性と考えるものになります。

 

もう一つが相克関係というもので、木→土→水→火→金→木というように循環をしていきます。例えば、ポジティブで活動的な人と親分肌は一緒にいると行動しづらそうな感じがしませんか?しませんかね。

もう少し具体的にすれば、広く浅く付き合う人と狭く深く付き合う人では生活スタイルが代わりますが、これが木と土の関係ということになり、相克関係はちょっと気をつけないといけない相性とも言えます。

 

相性がいいか悪いかはやはり気になるので、何となくではなく、誰かから相性がいいか悪いかを教えてもらいたいですよね。ということで、占いの中ではよく使われていて、東洋医学では、本人の性質と病気、病気の変化というので五行を使っていきます。

 

大切になってくるのは、この相生と相克という関係です。分類の話がそれほど進まなかったので、また次回にします。

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