東洋医学概論の教科書が変わっている

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 このブログを書くに当たり、もう一度、勉強し直そうと思い、鍼灸学校の教科書である、東洋医学概論を見ようと思ったのですが、22年ぶりに『東洋医学概論』から『新版東洋医学概論』に教科書が変わったということなので、手に入れました。

次の教科書は何年後なのかは分かりませんが、教科書の名前を予想するなら『新々版東洋医学概論』、『改訂版東洋医学概論』になるのでしょうか。

 

 学生時代に習った教科書と比べると明らかに厚さが二倍になっていて、まずは重さにびっくりです。価格が高いのもびっくりですが、専門書でさらに教科書なので発行部数が少ないので高いものなので仕方がないですが、厚さが二倍なのに以前が約4000円、新版が約5500円。

 

 お買い得じゃないですか?

 

と思いもしましたが、やっぱり高いですよね。ただ、販売する側は教科書なので、必要冊数が予想できるので、無駄に印刷しないので無駄なコストがかからないというのがいいですね。

 

 新しい教科書を読んでみて思ったのは、内容は中医学が多くなっています。むしろ中医学の教科書に感じます。今までの教科書は古典に載せてあったものがそのまま書かれていることも多かったので、内容の統一感が薄かったので、中医学で内容がまとまっているのは読みやすいかなと思います。

 

 昔に国家試験に向けて学習した内容も載っているのですが、全編に渡り中医学が載っているので、まとめて勉強するのにはいいのではないかと思います。

 

 中医学の書籍を購入して読んでいても専門用語が多く、その意味が分からないことも多いのですが、用語の解説も多くなっているので、勉強しやすいと思いました。

 

 例えば、気血に関して、補気、養血と中医学の書籍に書かれていますが、血には養、気には補なんて前の教科書に載ってもいないですしね。他で売っている中医学の書籍には、当たり前のように、補気・養血という単語も出てきますが、最初は意味不明でしたよ。

 

 全体を読んでみた感想としては、一般で売られている書籍を読むうえでも基礎となるので、卒業してから読むのにいいかなと思いました。東洋医学を学ぶ基礎の書籍は多数ありますが、細かい用語の説明があるので、手元に置いておいてもよかったと思います。

 

 古い教科書で学んでいた人も体系だって、学習するのにいいのではないかと思いますよ。

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