鍼で内出血したときの対処法

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 鍼灸治療で気をつけなければいけないことに、気胸・火傷・内出血がありますが、内出血はどこにでも起こります。通常は内出血したところを圧迫するというのが行われていますが、それ以外にも対処法はあります。

 内出血が生じた場合の対処は圧迫というのは当たり前として知っておかなければいけないので、出血が止めるということも考えると絶対にやった方がいいことです。内出血を起こすと、あざのように変色が起こるというのもあるのですが、内出血が大きいと圧迫もされて痛みが出ることがあります。

 

 内出血をしてあざのようになったところはお灸(糸状灸で火傷をさせない)というのがよく行われる方法で有名ではないかと思います。捻挫などで変色が広い場合もお灸をしたところは変色が次に日以降に消えるので行っている方も多いです。

 

 透熱灸でも、火傷を取る前に取ってしまう方法でも熱刺激を局所に入れることが出来るので、皮膚色の変化は取れるのですが、取るタイミングを身につける必要があるので、自分に鍼をしていたときに行っていくと慣れてくるので、まずは自分で練習をするといいです。

 

 鍼で内出血をした直後もお灸を加えておくと、皮膚色の変化や内出血の広がりは抑えられるので、内出血をしたなと思ったら、お灸を加えておくと非常にいい結果になっていきます。

 

 しかし、それでも内出血の後はできます。そこで、何をするのが一番いいのかを考えたときに、何かで読んだのですが、内出血した部位に鍼を再度刺入するのが内出血もしなくなりいいという話があり試してみました。

 

 読んだ内容は内出血がした部位に出血させないように鍼を刺入すると内出血が抑えられるというものだったのですが、私はビビリだったので、自分で内出血をして塊が出来た周囲を触ってみると、皮膚もひっぱられていて硬くなっていたので、その塊のすぐ脇に何本か鍼を置いて置鍼してみました。

 

 1分も経たないうちに、内出血の塊が少し小さくなってくるので、今度は内出血をした部位に鍼を切皮して置いておくと、内出血の塊がかなり小さくなります。硬結自体がほとんど感じなくなれば、次の日には、ちょっと内出血をしたのかな?というぐらいになり、かなりいい状態になりました。

 

 これは使えるのではないかと思い、自分に鍼をして内出血をしたときの対処を決めました。

  1. 内出血の周囲に鍼で切皮置鍼
  2. 塊の部位に切皮置鍼
  3. 皮膚の硬さが残っているところに切皮置鍼
  4. 内出血部位にお灸

 

という手順を行うようになってからは、内出血の後はほとんどなくなるようになりました。そこで、患者さんで内出血をした後の対処を

  1. 内出血の周囲に鍼で切皮置鍼
  2. 塊の部位に切皮置鍼

という手順に変えました。お灸を外したのは、お灸がなくても色の変化がすくないのと、火傷リスクを無くすためです。

 

 後は違和感が残ったり、色が少し残ったりというのがある場合は、患者さんには温めてもらって対処をしてもらうようになりました。資格取得する前に、こういった対処を習っておきたかったと思います。

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