簡単に速読を身につける方法

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 速読を身につけようと考えて、速読に関する書籍を見てみても、いろいろな種類があって何を選んだらいいのかと悩むことも多く、けっきょく速読の本を選ぶのにも時間がかかって、読むのにも時間がかかってしまって諦めていませんか?

 私自身も速読をしっかりと学習した訳ではありませんが、読むスピードがあがってもいますし、速読の仕方についてまとめてみます。

 

1.一般的な速読の仕方

 速読の仕方は何種類かるようですが、タイトル・太字を中心に読むという方法があります。タイトル・太字以外は、その説明になるので、タイトル・太字を読めば、何について書かれているのか分かるし、結論も前半・後半のどちらかにタイトル・太字で出ているので、そこだけ読めば済むという方法です。

 

 他には、書籍の1ページを斜めに目を移動させることによって全体を眺めるという方法があります。このときに、文章を頭の中で音に変換せずに、文字だけを追っていくのがいいと言われるのですが、これは訓練が必要になるのではないかと思います。

 

 小学校のときなどは、音読で勉強をしているので、書籍を読むときは、文章を音にするのが当たり前になっているので、なかなか難しい方法ではないかと思います。私はこれをやろうとしても難しいので、さきほどのタイトル・太字を中心に読むことをしています。

 

 他には必要なところだけ読むということで、目次を見て、自分が知りたいと思っていたところを読むという方法があり、これが一番簡単な速読ではないかと思います。何故、その書籍を手に取ったのかといえば、知りたい項目があったからのはずなので、そこだけ知れば目的は達成できますしね。

 

2.3日でできる速読術

 自分が出来ないことをやろうとしたら、少しは努力をしないといけないです。全く何もしないで速読をするというのは難しいので、最低3日間だけ訓練に時間をかけることが必要です。

 

 3日間と言っても、3日間ずっとではないので安心してください。

 

 まずは、3日間ということで書籍を3冊用意してもらいます。小説は向かないので、興味のあるノンフィクション、知識を高めるものがいいと思いますが、選ぶのが大変であれば、ビジネス書のトップセールスは分かりやすいのも多いので、そこから3冊選ぶといいです。

 

 文章が多すぎるものは大変なので、200ページぐらいの、行間も広いものの方が入りやすいと思います。

 

 身につけるためのノルマがあるので、守ってもらいます。

  • 著者略歴を読む
  • 目次を見る
  • 本は最初から最後までめくる
  • 読んだら50文字程度でもいいのでメモとして内容をまとめる
  • 1日1冊

 

 時間がなくても、めくるだけなら10分もかからないでしょうし、少ない時間で内容を知ろうとしたら、目次を開きますよね、1日1冊なので、とにかく宿題を早く終わらせる子どものように適当にでもかいつまんでメモが作れますね。

 

 これを3日やるだけで、その書籍の概略がメモになっているので、完璧ではなくても、3日で3冊を読んだことになります。書籍をしっかり読んでも人は忘れてしまうので、どういったことが書いてあったさえ分かれば、その書籍に戻ってこられるので、概略をつかむことが大切です。

 

 もちろん、全部を完璧に読んだ訳ではないので、書籍の内容を全て理解している訳ではないですが、1冊に対して、これを3度繰り返せば理解は深まります。かかる時間も最初から読むよりも格段に時間が減ることになります。

 

 小説などゆっくり読みたい本は難しいでうし、専門書などで手順を追っていかないと理解できないものは適さないかもしれませんが、大体の流れを把握することが出来るので、そのあとの学習もスムーズに進みます。

 

 余裕が出てくるようになれば、まえがき・あとがきは読んでおくと、この著者が何故、この書籍を書いたのかというのが分かるので、何が言いたいかというのも理解しやすくなります。

 

 書籍を沢山買うのが大変という方は、近隣の図書館を使って、1日1冊というルールを守ってみれば、完全な速読ではなくても、多くの書籍に触れることが出来るので確実にインプットが増えます。

 

 インプットが増えると、人が話している内容とリンクすることがあるので、読んだ本の内容を話したくなり、アウトプットもするので、より記憶に定着しやすくなります。もし、アウトプットをしないのであれば段々と忘れていきますが、その場合は、自分には必要ではなかったのかもしれないと考えていいと思います。

 

3.まとめ

 自分なりの速読の仕方というのをまとめましたが、簡単に言ってしまえば、捨てる技術をつけるということが大切になります。隅から隅まで読むというのは大切なことでもあるのですが、知りたいことを知るのに、隅々まで試験のように学習したら無駄が多くなりますよね。

 

 このブログを見ている人も、ブログやインターネットの記事を隅から隅まで読んでいないでしょうし、場合によっては流し読みしていると思いますし、その読み方を本に応用すれば格段に読むスピードがあがります。

 

 私自身は読まないということをするようになってから、格段に触れる書籍が増えましたし、気になった本は、再度、読む時間も簡単に作れるようになったので、理解も増えました。速読を身につけたいと思う方は、挑戦してみてください。

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