女性の治療で注意をすべきこと

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 治療を継続して受けるのは女性が多いのですが、若い女性も首・肩こりの治療をすることも多いですが、女性を治療する前に注意することがあります。

 若い女性に多いのですが、自分の月経周期を把握していない場合があるので、気づかないうちに妊娠をしていることがあります。月経周期も意識していないと、生活習慣も意識していない場合も多いので、もし、妊娠後のトラブルがあったときに、対処しなければいけなくなりますし、鍼灸で流産したのではないかと言われるリスクがあります。

 

 流産する可能性は100%ないのかと言われたら、世の中に100%のものがないので、こちらのせいということにもなってしまう恐れがあるので、必ず月経周期などは確認をするようにしています。

 

 病院でも予診表に妊娠に関する項目があるので、そういった点は見習っておかないと、お互いに嫌な思いになってしまうことがあると思います。私自身は、月経周期と最終月経を尋ねるようにしていて、最終月経から2週間後は排卵だし、妊娠の可能性があると自答しながら問診をしています。

 

 妊娠直後は体調が不安定なことも多いので、身体のトラブルも発生しやすいので、月経に関する話は尋ねておくことをお勧めします。

 

 他には、無茶なダイエットをしていて、食事制限しているときには、空腹状態になっていて、治療後に貧血を起こしてしまうので、注意をするようにしています。

 

「ダイエットしていますか?」

とは、なかなか聞けないので、生活習慣や治療前に食べた最後の食事などを確認することによって、ダイエットをしていないのかを推測していくことが多いです。

 

 長く治療をしている人だと、ついつい見逃しがちになってしまうので、日々の変化を注意するようにしています。そうは言っても、完璧にこなすことは出来ないので、日々、反省することが多いのですが、治療途中・後の顏色や発声に変化が出ていないのかは気を付けるようにしています。

 

 現場に出始めた頃は、治療をしているときでも、使いたいツボがあるからということで服や治療着をずらしたときに、下着に手が触れてクレームを頂いたことがあるので、声かけや説明を含め注意をするようにしています。

 

 特に、男性が女性を治療するときには、カーテンの中で二人だけになってしまうので、勘違いがクレームになってしまうことがあるので、気を付けるようにしています。

 

 現場経験を積むようになってからそういったクレームを頂くことがなくなりましたが、治療前に服や治療着の上からこの辺りに鍼を使いたいということを伝えるようになったからなのかとも思います。

 

 少しでも、不快な顔をしたら、説明を加えて、他の場所に変えることもあります。こちらが、治療としてどうしても使いたいことがあっても、不快な思いをしながら治療をするのはお互いにとってよくないので、気を付けるようになりました。

 

 当たり前と言えば当たり前なことなのですが、全て任せますという人もいれば、嫌だと思う方もいるので、状況によって変えられるように治療方針をその時々で考えるようにしています。

 

 タオルワークは臨床の中で大切なことなのですが、実際に現場に出たり、自分が患者として受けたりしないと、どのようにしたらいいかが分からないので、私自身もいろいろなところに行って、体験するようにしています。

 

 タオルは足先・肩周りにかけると温かく感じるので、治療中に身体が冷えないように、その部位にタオルをかけるようにしています。赤外線があれば赤外線を使うのもいいと思います。

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