「若いですね」と言われたら、余程、若い人でない限り、通常は喜ぶことが多いですよね。見た目が若いというのはいろいろな努力が必要なものが多いですが、簡単に若く見える方法があります。
一番、簡単に若く見られる方法は、姿勢をよくすることです。そんな簡単なことではだめではないかという方は試してもらうと、周りの印象が変わることが多いです。
若いときは、背筋も伸びて、胸もはった状態なのですが、年とともになのか、仕事のせいなのか、前のめりの姿勢になっていきます。前のめりの姿勢になると、高齢者と同じ姿勢になってしまうので、年をとったような見た目になります。
普段、胸をはって生活をしていますか?
なかなか、胸をはって生活をしないですよね。スマホを見ていれば、肩甲骨は外転、肩関節は内旋・水平内転をしているので、どんどんと丸まった状態になってしまいます。数十分に一度、胸をはるようにするだけでも呼吸が楽になるし、胃腸の調子もよくなるし、見た目もいいのでお勧めです。
一番、気をつける必要があるのが歩いているときになります。歩いているときには、胸をはって前を向いているのがいいのですが、ついつい、下を見がちになるので、身体が前かがみになりやすくなります。
歩いているときの姿勢がいいと、周囲から見ると非常に若々しく見えるので、見られていないときを意識する方がいいと思います。見られている時だけ、良い姿勢をしようとすると、不自然になってしまうので、歩いている状態で自然に出来るようになれば、普段の姿勢も変わりやすいですよ。
人間の身体は逆三角形を重ねた状態になっているので、胸をはるようにしていると、腹部ラインとの差がよく分かるので、男性では大胸筋がしっかりあるように見えます。女性の場合は、バストラインがあがるので、胸が垂れた状態に見えないですし、前かがみの姿勢よりも、バストが大きく見えます。
治療において多くの方を見ていますが、ほとんどの人が胸をはっていないので、肩こりや腰痛も出やすいですし、老けて見えます。
胸をはった姿勢にすると、腰が反ってしまい辛い人も出てきますが、その場合は、胸を反ろうとして腰を反らして胸を上げているだけになるので、肩を後に引くのが胸をはると意識するといいです。
最初は出来ない人もいますが、肩を後に引く、肩甲骨を後で合わせるとイメージすると、簡単に出来るのではないかと思います。姿勢が変わってくるまでは、何となく不自然のように感じますが、慣れてくると、首・肩周りが楽になるのでいいですよ。