日本の社会はデフレからインフレを目指していますが、インフレになって本当に豊かになるのでしょうか?
インフレになるということは、お金の価値の低下が生じ、商品などが高くなるということです。これが経済にどう影響を与えるかを本当にざっくりと考えてみると、
商品の値段があがる
↓
売上が増える
↓
経費が使える
↓
経費の一つの賃金が上がる
になるということで、デフレよりはいいと言えます。デフレは、
商品の値段が下がる
↓
売上が下がる
↓
経費が使えない
↓
賃金が下がる
ということなので、デフレになってしまえば、働いても働いても賃金があがらずに、貯金をするのが一番いい方法になります。インフレになれば、お金の価値が減るので、消費に向かうと考えられます。
インフレを目指すのはいいのですが、経済発展を考えてみると、豊かになるには何が必要かと言えば、人口なのですよね。
日本が高度経済成長の原因は、中高生のときは外的要因によって製造・輸出が増えたからとしていますが、外的要因に人口が増えるという状況があって始めて成り立つものだと考えられます。
ただ人口が増えるだけでは貧困になることも多いですが、外的要因と経済発展が加われば経済発展がしやすくなります。現在の新興国はバブルがはじけそうでもありますが、経済発展が一気に進みましたが、外的要因と人口増という内的要因が合わさって、経済成長につながっています。
日本の場合は、人口減で高齢者が増えるので、経済状況をよくしようとしても発展が難しい状況だと思います。先進国で人口が増え続けているのが、アメリカです。1980年頃は2億ちょっとだったのが、2015年は3億ちょっとで1億人増えています。
この人口増が経済発展を支えているとしていて、今後も増えていくと考えられています。
日本の人口が増えないのであれば、鍼灸師の我々は何をするべきかと考えたときに、治療を続けるしかないのですが、豊かという概念がお金だけではないと考えるのも必要になってくるかもしれません。
治療だけではなく1次産業も出来る鍼灸師も良さそうですね。または物々交換で生活をするのも一つの方法かもしれませんね。
こういったことを一般の企業では考えているので、現在、国・企業が行っている方法がインバウンド戦略になります。都内のホテル近くの治療室では外国人宿泊者が治療を受けにくるという話しもあるので、「指圧」「鍼灸」はそういった方に対してもアピールが出来るのではないでしょうか。
そうなると一番困るのが言語ですね。外国語を使いこなせないとなかなか上手くいかないので今後は英語の学習が必要になります。
という内容で話がまとめられるのが一般的ですが、言葉はスムーズである必要はないです。例えば、日本でも中国本場整体と書かれていたら、中国人がスムーズでない日本語で話したら説得力がありませんか?中国整体で日本語がスムーズな中国人だと怪しみませんか?
カイロプラクティックを外国人がやっていて、大半が英語で話して、たどたどしい日本語で話したら信用するけど、流暢な日本語だったら怪しみませんか?
話せなくても精一杯治療することで結果を見せるのも、スマートじゃないでしょうかね。
自分が豊かであると感じるのは何かを問い直すことも大切かもしれないですね。そういった点では、欧米の方が家族が一番大切だとはっきり言う姿勢は見習う必要があると感じています。