鍼灸の流派とやり方を学ぶのに必須の書籍

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 鍼灸の流派とやり方はいろいろあるので、自分で勉強をしようとすると、講習会に沢山通うか、知っている人に話しを聞く必要がありますが、まとめて載っている便利な書籍があります。

 『特殊鍼灸テキスト』と言う書籍は、以前に書かれていた内容をさらにパワーアップさせて見やすくなって登場した書籍です。

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 この薄い書籍の中に、何個のやり方が載せられているのだと思うぐらい、載せられています。特殊なお灸療法が載っていたかと思うと、中国で行われている鍼灸も載せられているので、この本1冊を買って、臨床で試していけば数年はやっていけるぐらいのボリュームがあります。

 

 一つの流派とやり方を学ぼうと思うと、何冊の本も読んでいく必要がありますが、この書籍では2ページとかでまとめられてしまっています。

 

 例えば、この本のまとめ方をお米で考えてみると、ご飯の炊き方はこういうやり方があって、味の特徴の違いがあり、さらに炊き方で違いが出るので炊き方についても知る必要があり、産地によっても違うので産地についてもよく知っておくことが必要です。産地で何を扱っているかによって、品種改良があり・・・。

 

 という文章を「ご飯を炊けばいい」というぐらいテンポよくまとめています。理論的な内容も要点だけを抜き出してあっさりしています。あっさりしているのが悪いことかと言えば、そこから深く学びたいのであれば別の書籍を読めばいいので、入り口としてもいいし、自分の幅を広げるのにもいい書籍だと思います。

 

 自分の全く知らないやり方もあるので、こんなのがあるのだと分かると人にも話したくなるので、患者さんとの会話としてもいいと思いますよ。

 

 執筆者の人数も非常に多く、海外のやり方を取り入れているだけではなく、気海を使った治療法も載せられています。東洋医学の考えを使った療法は様々なものがあるので、そういったものを知るのにもいい書籍ですね。

 

 臨床のちょっとしたテクニックのようなものまで載せられているので、細部まで読めば自分の助けになるものが非常に多いです。

 

 ということで、鍼灸の勉強でどうしたらいいのか悩んでいる人がいたら、この書籍を紹介して、「どれがやりたいの?」と聞けば自分のやりたい治療法や流派が見つかるのではないかと思います。

 

 なぜなら、書いた人がいるので、その方のところに勉強をしに行けば、やりたいことが出来るようになるルートが作れますからね。

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