鍼灸師に英語が必要か?

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 鍼灸は世界でも行われている伝統医学療法になるので、外国の人でも鍼灸を行っている人がいます。英語では、鍼をAcupuncture、灸をmoxibustionと言います。

 鍼灸師という場合は、a practitioner in acupuncture and moxibustionやan acupuncturist and moxa‐cauterizerと表現することが出来ます。Acupuncturistだけで表現することもあると思います。

 

 日本の鍼灸師のライセンス制度で、海外で鍼灸が出来るかどうかは国や地域によって違いがあります。国によって、鍼灸のライセンス制度がある場合は、その国に行って、資格を取ることが必要になります。

 

 海外のライセンスでは、鍼灸だけではなく、漢方についての勉強も必要になるので、鍼灸と漢方の勉強が必要になります。場合によっては日本の勉強に対して単位免除もあるそうなのですが、その辺りの細かいところは詳細に見てみないと分からないです。

 

 ただ、免除になるものがあったとしても、外国語の知識もないといけないので、免除があったとしても、受講する方がいいと思います。日本でも専門用語は勉強しないと身に付かないのと同様、外国語も慣れるまで時間がかかりますしね。

 

 外国の方から見たら、アジア人が鍼をやっていたら信頼が出来そうなので、上手く話せる必要がないのかもしれませんが、それでも言語は習得しておく方が生活するのにも便利なので、勉強は必要になると思います。

 

 海外のライセンスで勉強をすると考えた場合は、中医学が元になっていると考えられるので、中医学の勉強が必要になると思います。新しい東洋医学概論の教科書で学んだら中医学は難しく感じなそうですが、旧教科書しか見ていない状況だと勉強時間は増やさないといけないのではないかと思います。

 

 私も新しい教科書を読んでみて、昔の教科書や学習内容と違うことが多くあり、読み慣れるまで時間がかかったので、本格的に勉強するのであれば時間を取った方がいいのではないかと思います。

 

 日本で働いていれば英語が必要ないかというのを考えたときに、国を挙げて、海外観光客の取り込みを行っているので、海外在住の方が治療院に訪れる可能性はあるので最低限の言語はないよりはあった方がいいのではないかと思います。

 

 すでに話せる人は問題がないのでしょうが、学校でしか英語を習ったことがないと、対応に苦慮することが多いと思います。ちなみに、私は話せないので、少しずつ英語に触れる時間を作っていこうと考えています。

 

 海外から仕事で長期滞在している人もいるので、そういった層も治療として受け入れることが出来れば、自分の勉強にもなり、鍼灸の普及にも繋がるのではないかと思います。美容鍼灸も外国セレブが使っていたことで有名にもなりましたしね。

 

 英語の能力が高い人は、クルーズ船に乗ってみるのもいいと思います。クルーズ船の中では英語が共通言語になるので、英語でのコミュニケーションが必要になり、英語能力が上がると思います。

 

 クルーズ船に乗ってみた人と話をしたことがあるのですが、鍼灸をするだけではなく、商品の販売や鍼灸に来てもらうためにプレゼンテーションがあるそうなので、話す能力も鍛えられると思います。

 

 年収は低くも高くもないですが、クルーズ船に乗っている人は富裕層が多いそうなので、気に入られるとチップが多くなるという話も聞きましたよ。

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