鍼灸師は鍼と灸をするという他の人にはマネをできないスキルを持つことになるのですが、柔整師の未来はどうなるのでしょうか?
整骨院・接骨院の内容は同じですが、名前が違うだけになるのですが、やっている内容を非常に簡潔に言えば、症状を見て、電気を当てて、無料のマッサージをするところという印象が一般にはあるのではないかと思います。
将来ということを考えていくのには現在の問題点と現状をまとめる必要があるので、最初に問題点や改善した方がいいのではないかという部分について書いていきます。
マッサージに関してはあん摩マッサージ指圧師と医師の指導のもとで行う理学療法士が出来ることになるのですが、揉むというのは誰にでも出来てしまうので、柔整師だけではなく、鍼灸師でもよく行っているものになります。
理学療法士と医師はマッサージの勉強をしないのに、出来ると言われても法律がそうであっても、本人達は指導を受けた経験もないのに許されても困る部分にもなりますね。整形外科で理学療法士が理学療法(簡単にいえば運動療法)を行わずにマッサージ要員になっているところもあるみたいですね。
柔整師は、骨折・打撲・捻挫の処置に対しての資格になるのですが、骨折・打撲・捻挫の方は整形外科に行くことが多く、本来の業務が少なくなっているところもあります。そこで、無料のマッサージを行ったりしてサービスを高めて来院を増やしている現状があると思います。
柔整師が行うのはマッサージではなく、処置の一環として行う後療法だという定義をしていますが、強引ですね。鍼灸師も切経、前後揉法ということでマッサージではないけど似ていることが出来るという表現をしているので強引になっていると思います。
法律の解釈は非常に難しいのでおいておきますが、辛いと言っている方がいて、柔整業務・鍼灸を行った前後にどうにかして触りたいし変化させたいという気持ちは大切なので、そこまで文章化して制限するのは確かに難しいと思います。
業界で資格に関係なく、揉みを行ってきたのには、無資格施術も関係していると思います。医療の資格を取るのに、500万近くを支払ったのに、3日でも講習を受けて、お店を開いてしまった方が、コストもかからないので、安くできるのは当然なので、価格・サービス競争にも入れられてしまっている状態だと思います。
マッサージによる健康被害は消費者庁から出ていて、一般消費者は注意をするようにと伝えたところで、どこが資格があってどこが資格がないかは分からないので、あまり意味をなさないとも言えます。
民間資格でも資格という言葉を使っているのがより難しくしている背景にあると思います。もちろん、有資格者の施術においても事故は発生しているので、有資格者は注意をする必要があるのですが、マッサージの訓練を学校教育として受けていないのは、医師、理学療法士、柔整師、鍼灸師なので、こういった方のマッサージも事故が発生する確率が高いとも言えます。
対策としては無資格者対策、資格を取らせるというのがあると思うのですが、マッサージの資格を取れる学校を増やすのも対策になるのではないかと思います。視覚障害者の職域確保のためにマッサージ師の資格を制限していると言われていますが、逆に開放した方がマッサージ師の資格が有名になるし、技術に関しても切磋琢磨するので、業界が向上するのではないかと思います。
能力がある人が業界に多く入っているのは、業界全体の底上げにもなるので、門戸を広めていいのではないかとも思います。そうすることによって資格を取りやすくしていくことで、勉強しようとする人の流れをよくすると、出てきた人材のスキルも上がっていくのではないかと思います。
他には無資格に対する対策については、法律用語のあん摩マッサージ指圧という言葉を使わないということで、そのままになってしまっているので、人の身体に触るということについては国家資格が必要と厳密に定義をした方がいいのではないかと思います。
エステも同様、国家資格にしてしまえば、乱立と被害が少なくなるでしょうし、資格を取ったからというプライドも出てくるので、いいのではないかと思います。
資格で考えたときに柔整師は骨折・打撲・捻挫になり、その他の技術は個人でお金や時間を使って学習したものなので、そこは保険対応ではないので実費にしていくのが本来の姿でもあり、将来につながるのではないかと思います。
急性期の処置は必ず必要で病院が側にないし、時間もかかり過ぎてしまうという人たちをしっかりと受け入れ、治療時間を短縮することによって、より時間があって治りたい人は実費で自分が個人で学んだ技術を存分に発揮すれば、保険としても医療施設としても信頼がおけるのではないかと思います。
この業界にもコンサルという方はたくさんいて、ブログや内容を見てみると、資格に則った施術に特化をして、それ以外は実費で行っていく方がいいという意見もあるので、地道な作業になりますが、日々の信頼を積み重ねていくことが必要なのではないかと思います。
昔から保険を使って電気当てて揉んでを行ってきた先生からしてみればおかしなことにも感じるかもしれませんが、こういうことは若手が中心となって改善をしていくことではないかと思います。
ブログを書くのに時間などをちょっと気にしてみましたが、このブログだと2200文字で20分ぐらいでした。