鍼灸師の必需品は当たり前ですが鍼灸になると思いますが鍼灸はなくてもいいと言えます。
鍼灸師に鍼灸がなければ、調理人が調理道具を持たないもののように感じるかもしれませんが、本当の必需品は知識・経験・人柄になると思います。鍼灸の道具がなくても、ツボを知っていれば、指を鍼と考えてツボ押しをしていっても効果があるので、鍼灸という道具だけに拘るのはよくないのではないかと思います。
もちろん、道具はいい物の方が上達もしやすいので、いい物である必要はあるのですが、道具に拘る余り、本質が見えなくなるのであれば、問題になってしまうのではないかと思います。
整体師の方でもツボや東洋医学の流派の考えを使って指押しで施術をしている人がいるようなので、鍼灸という道具を使わないでも効果が出せるようになることは大切なのではないかと思います。
だからと言って、指でやるのがいいという訳ではないですが、気概というところですかね。
白衣が必需品という人もいるでしょうし、治療はロング白衣と決めている人もいるでしょうし、白衣は着ないという人もいるでしょうし、必需品は人によって大きく変わりますよね。
吸角や棒灸が治療のメインになるのであれば、それが必需品になるでしょうし、その方の治療内容によっても変わることが多いと思います。
あなたの必需品は何ですか?
私は特にないのですが、道具はあればあっただけ使えるので多くてもいいのですが、持ち運ぶのであれば最小限にしないといけないので、鍼灸だけで対応できるようになりたいと思っています。
往診だと、自分で持っていくのに、いろいろな道具を入れてしまえば、持っていくのが大変になりますしね。治療室で対応するのであれば物が置ける限り増えていくと思いますが、多く物があってもスペースを押さえてしまい、結局、使わなくなってしまって邪魔になるので、自分の治療を見直しながら道具を選ぶのも大切なのではないかと思います。
往診バックや道具入れに拘っている人もいるようですが、私は往診に行くときは、ちょっとした箱などに入れてしまっています。もちろん、しっかりとした物の方がいいのでしょうが、天候や場所によってカバンを代えたりするので、形を決めるよりは、利便性を取る傾向があります。
往診に車で行かれる方だとベッドも持ち運ぶという人もいるようですが、毎回ベッドを持ち運ぶのは、年齢によっては大変になるので、私はやらないと思います。ただ、訪問に行く場合だとお宅によっては、スペースが少なくて、道具を置く場所も限られるので、出来るだけコンパクトの方がいいのではないかと思います。
カルテを持ち歩いて記述される方もいますが、落とすというリスクもあるので、カルテをどうするのかは悩むところになるのではないかと思います。
クラウドサービスを使うという方法もあるのですが、クラウドでも流出しないとは限らないので、カルテの管理は本当に大変だと思います。隅々まで覚えていれば問題ないのですが、ついつい忘れてしまうこともありますしね。