治療を受けているときは意外と寒いので、タオルや温熱機器を有効活用することが大切になります。
最初は、私はそれほど気にしてなったのですが、私自身が練習で長くベッドに寝た状態のまま待機や研修として他の治療室に寝ていて思ったのは、寝ているって、思った以上に寒いのだなと感じました。
どこが寒く感じるかと言えば、足先と肩周りに寒さを感じやすかったです。それからは治療のときには、足先には必ずタオルをかけるようにしていますが、治療室に行ってみて思うのは足にはタオルがかかっていても、足先にタオルがかかっていないことがあります。
さすがだなと思うのは、リラクゼーションで女性をメインに考えているところは足先まで綺麗にかけるのですが、整骨院やマッサージ店だと足先にタオルをかけないところもあります。
肩周りもひやっとした感じがきやすいので、肩周りにタオルがかかっていると、お腹や背中を出していても、寒さが感じにくくなるというのが分かりました。
こういった心遣いをするところは、女性対象のところ、エステ経験者、冷やすのがダメだと思っている治療家の人には見られる傾向にあり、マッサージ、鍼灸院、整骨院では弱い傾向にあると思います。
鍼灸院は先生次第でもあり、治療室自体が暖かいことがあるので、そこまでは気にならないのですが、マッサージ店・整骨院は働いている人が身体を動かしているので暑いらしく、治療室内の温度が若干低く感じることがあります。
店舗によっても違うでしょうが、薄着や肌を露出して寝ているとあっという間に体温が奪われていくのだと思うので、治療をするときには特に注意をした方がいいと思いました。
学校でタオルをかけると言う話は聞きましたが、現場に出て、自分が体感をして、かけるだけではダメで、“どこに”かけるのかというのがポイントになるのではないかと思いました。
イメージとしては、ベッドに患者さんが寝ていたら、下肢は一枚を縦、上肢は一枚を横ということでT字型にすると身体全体が隠れるようになるので、治療の中ではそうやって使うようにしています。
エステあがりの方は目の周りにも小さいタオルをかけることがあり、仰向けになったときにまぶしくないように気を使われていて、参考になるのですが、顔色や表情が読みにくくなるので、私はあまり行っていません。
快適さを考えれば、目の周囲にタオルを置いてある方が暖かさも感じるし、リラックスもするのは分かっているのですが、鍼のひびきを感じたり、痛かったりしたときに、ピクッと動くのを見ていないと不快感があって、気づけないし、鍼先の感覚と患者さんの感覚が一致しないので、やはりなかなか使えないですね。