YNSA(山元式新頭針療法)

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 最近、目にするようになったのはYNSAではないかと思います。山元式新頭鍼療法ということで、山元先生が作られた治療方法になります。

 「新」ということなので、古いのがあるかということですが、中医学のやり方の中で、頭皮鍼(とうひしん)という治療方法があります。勉強できる書籍が少ないのですが、『特殊鍼灸テキスト』という書籍に載せられています。

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 山元敏勝医師が1970年代に作られた治療方法なのですが、日本においては反応がなかったのですが、海外の講演で反応があり、主に海外で講演を行われていたのですが、その活動が評価されたのか、最近は、YNSAを勉強している人、勉強をしてみたい人に会うことが出てきました。

 

 私は頭皮鍼を行っていることはないのですが、頭部の治療効果が高いので、頭部に刺鍼することは多いです。手技でも頭部へのアプローチは多く取る傾向にあるのですが、部位と症状を分けて使うことはあまりないですね。

 

 頭皮鍼でも麻痺に対しての治療効果が高いというのは読んだことがあるので、このYNSAも麻痺に対しての治療効果があるみたいです。そう考えると、麻痺が生じている場合は、頭部は治療対象としていれるのがいいのだと思います。

 

 頭に鍼を行うのがいいところは、頭蓋骨があって刺入できないので、刺入深度がいらないことだと思います。その点では、刺入技術があがっていなくても、切皮程度から治療を行えるので、治療部位としては使いやすく効果的な場所と言えます。

 

 症状と対応する部位については覚えないといけないので、その点は経穴と治療効果を覚えないといけないのと同じなので、治療をしていけるようになるためには、当たり前ですが、勉強は必要になると思います。

 

 YNSAを学ぶのには、講習会がいいのでしょうが、全国各地で頻繁に開催されている訳ではないので、書籍から学ぶのがいいのではないかと思いますが、学べる書籍は現在のところ、この1冊になります。

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 頭の治療は他の治療と組み合せて使うこともできるので、普段の治療にプラスするつもりで勉強するのもいいのではないかと思います。私も勉強しようと思って、この書籍は狙ってはいるのですが、積読や他に読みたい本が多すぎて、ここまで辿りつかない状況です。

 

 先に購入しておくのもいいのですが、適当に読んでいるだけでは見に付きづらいので、保留を続けています。

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