治療の勉強をしようとしていろいろな書籍や話しを聞いていると出てくる情報がツボにシールを貼ると治るという治療法になります。
いろいろなやり方があるみたいですが、大きな団体がどこかというのが分からないので、私は勝手に自分の中でテープ治療としてまとめてしまっています。特殊なやり方もあるみたいですが、例えば弁証を決定して、それに使うツボを鍼ではなくテープを貼って治すと言う方法なので、ツボを決定するまでの道のりはやり方もあるでしょうが、現在の鍼をテープに置き換えればそのまま使えそうなので、特別な学習はしていない状態です。
テープは五行に分けるということで色を五色に分けて使う場合もあります。例えば、好きな色を身につけていると落ち着くという感覚などはあるかと思うので、こういった言語化できなくても日常で行っているものを五色でまとめて治療に応用しているみたいです。
鍼と同じように補寫を考えることも可能になるので、シールの形状を○や△など工夫することによって補寫に合わせていっているところもあるようなので、やり方次第でテープの形や色が変化をすることがあります。
五行に関して、相生・相克・五行穴を組み合わせて使うとパターン化もできるので、治療方法を毎回考えるのではなく、パターンに合わせた治療穴を導き出すことが出来るので、鍼と同様にシールでも使うことができます。
私も実験として相生・相克・五行穴と色・補寫を組み合わせて色がついたものをツボに置くという実験を行ったことがありますが、変化は確実に出ます。刺入を行わなくても改善することが出来るので、鍼の刺入が怖い方などは身体の変化をさせるのに、使っていくのも効果的ではないかと思います。
鍼やツボの扱いに慣れてくると、深さを使わずに治療を行えるようになってくるので、指だけでの治療で対応することもできますが、それよりも圧が加わらないテープでの改善が分かりやすくなります。
そう考えると、東洋医学はツボや色という使い道が多いものがあるので、考えて導入をすると治療効果があがっていくと思います。五音を使った治療というのもあるのですが、音を扱うのは慣れていないと難しいかもしれませんが、治療として行われている方がいます。
例えば、肝の問題であれば肝の音を聞かせるという単純な治療を行うことができるし、金克木であれば金の音を利かすことによって木への働きを弱めて治療効果を狙うということも可能だと思います。
テープの治療からずれてしまいましが、東洋医学の知識を使い、いろいろな道具で治療を行うことは可能だと思います。ただし、重要な点は身体の状態をしっかりと把握して、手を加えたら、どのような変化が出たのかをしっかりと見極めて、狙った通りの変化があるのかを確認するのが大切になります。
応用の範囲は非常に広いのですが、根底にあるのは病能の把握と治療結果の予想になるので、知識や感覚を鍛えていくことが必要になるのではないかと思います。