にゃー

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 奴は困りものです。邪魔をします。

 患者さんのお宅に治療に伺うと、どこかで出くわすのが「にゃー」「わん」です。可愛らしい顔をしながら邪魔をしてくる場合があります。猫や犬が嫌いな人だと大変でしょうが、私は動物が好きなので気にならないのですが、邪魔をされてしまうと困ります。

 

 人と違って、何か言っても通じるわけではないので、半ば諦めるしかないのですが、鍼があると、気になるのか、臭いを嗅いだり、舐めようとしたりするときがあるので、注意をしながら見ています。

 

 人懐っこい場合と警戒する場合があり、警戒する場合は近くにも来ないので安心ではあるのですが、ちょっと触りたい気持ちもあるので、警戒されるとがっかりしてしまいます。警戒する犬は吠えてくるので、ちょっとうるさいのが難点ですね。

 

 人懐っこい場合は触りたいという欲求は満たされるのですが、治療をしようとするとやっかいにもなります。正座をした状態で患者さんに接しているときに、膝の上に乗られてしまうと身動きが取れなくなってしまいます。

 

 暖かいし、可愛いしで治療に移りたくもなくなりますが、そういうことにはいかないので、どかすか動くのですが、「何で動くんだよ!」という避難の目と「にゃー」という避難の言葉を浴びることがあります。

 

 手を伸ばして患者さんを触れていると、脇の中に入ってしまうこともあり、動けなくなることになります。もしかしたら、飼い主に悪さをしないようにチェックをしているのでしょうか?

 

 可愛いし、温かくて気持ちがよいので、やはりそのままにしておきたいところなのですが、治療中はそうはいきません。座る側と座らせない側の攻防が続きます。治療のことを考えながら続きます。

 

 じゃあ、治療中に治療しているところに入れなくすればいいと思うところですが、部屋の構造上無理だったりすることがあるので、絶対に近寄らせないようにするというのが難しい状況もあります。

 

 飼い主に取っても、犬猫にとってもお互いは家族なので、出来るだけ邪魔をしないようにそれぞれにお願いをしますが、完全にとはいかないですよね。犬も猫もですが、人懐っこい場合は、鍼や手先にも興味が湧くので、指の動きをよく観察されますね。

 

 カバンをあけとくとガサガサと触ってしまったり、中に入ったりしてしまうので、犬猫がいる家に行く場合は、注意をした方がいいと思います。衛生状態もそうですが、道具の管理も注意をした方がいいですね。

 

 治療用カバンにマタタビを入れておいたらどうなるのかとも考えたことがありますが、やったことはありません。くっつかれてしまい、帰れなくなりそうですしね。

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