インフラはインフラストラクチャーの略語で、ライフラインという言葉で呼ばれることがありますが、道路、電気、通信などの生活基盤と言えます。スマホがなくてはならいものになれば、スマホもインフラと考えることもできます。
東洋医学がインフラを目指すというのは、生活の中で当たり前のことになった方がいいということです。生活の基盤として存在するのに、効きやすい・効きにくい、好き・嫌いという話にもなるのでしょうが、今後に増大する医療費の抑制にとって大切になります。
高齢化社会になり、医療を提供することが増えると、医療費の増大につながります。この医療費の増大というのは、支払う金額のことで考えることが多いのですが、医療費の拡大というのは設備が大きなものになります。
医療機器というのは、失敗が許されるものではないので、非常に厳格な基準をもとにして出来ていて、さらに販売数が限られるので、高価なことが多いです。医療を提供しようとしたときに、検査が必要になりますが、検査をしていく機器が高いので、結局、医療費は高騰することになります。特に最新機器を導入した方が、検査もスムーズになるのですが、最新機器は当たり前ですが効果なことが多いので、医療費の拡大を招きます。
新興国では、先進国の医療機器を導入するのは高価で手に入らないので、独自のシステムで安価なものを作って利用をしていく流れがあるので、こういったものが導入されるのであれば、医療費の削減は可能になってくると思いますが、制度的に導入するのは難しいのではないかと思います。
もし、導入が進んだとしたら医療費抑制になっても、医療品業界が衰退して、働けなくなる人も多くなってしまいそうですね。
病院や介護は施設も増えていますが、無くてこまっている地域もありますが、あって当然というインフラになっていっているのではないかと思います。鍼灸院も数は多いですが、なくてはならない、インフラではないですが、インフラとして機能すれば、病院の設備投資を使う機会が減り、医療にかかる実質料金も低下するので、医療費抑制になると思います。
鍼も施設と道具、人が必要になりますが、大規模な設備投資がいらないので、資金的には非常に安価だと思います。海外での研究が活発で資格として取り入れられていく動きは医療費抑制のためですね。
今後は、経済の状況も考えると医療にかかる費用は抑制をすることが大切なので、安価な東洋医学がインフラを目指すことが大切だと思いますね。東洋医学の知識を使うと生活習慣の改善にもなりますし、漢方の知識は飲食物や鉱物が中心なので、自分の身体の状態によって食事を管理するようになれば、病気から遠ざかることが出来ると思います。
完璧なものなどないので、それでも病気にかかってしまうでしょうが、ひどくはなりにくいでしょうし、最小限の医療を受けて、後は自分で何とかできるようになれば、身体に取っても、医療費に取ってもいいと思います。
ただ、人は楽をすることが好きなので、これだけ機械などが発達した訳ですし、自分で努力をしてよくするというのが定着するかが難しいかもしれないですね。海外だと、医療費が高いと自分でどうにかしようと考えるでしょうし、自己努力をしない人は医療費を上げるという方法もあるみたいですが、誰でも安く受けられる制度はいいものなので、維持できたらとは思うので、医療費を減らしながら、制度を持続するのに、東洋医学がサポートするという体制が当たり前になることを願います。