経絡は陰陽論が大切

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 経絡を勉強しようとすると、まずは名前で苦労をすると思いますというか、私は苦労をした経験があります。

 そもそも、陰とか陽って何だよということで、初っ端からつまずきそうな状態でしたが、陰陽を理解することによって、陰経と陽経は分類することが出来るようになりました。どのように理解をしたかと言うと、陰経は身体の陰面、陽経は身体の陽面を走行すると覚えました。

 

 陰面・陽面は解剖学的姿位を取ったときに前面が陰で、後面が陽になり、イメージとしては日焼けをしやすいところは陽として覚えました。これで陰経・陽経の走行は頭に入ったと思ったところで、その法則から外れる胃経がいるのですよね。

 

 胃経は陽経なのですが、身体の前面に走行をしているので、陽経なのに陰面を走行するという特徴があります。確かに、胃は水穀と関係をしやすく、水穀は食べ物になります。食べ物は、地面から作られるので陰気と言われ、陰の働きが強いために、水穀と関わる胃経は陰面を走行してもおかしくないのですが、最初の学習では「おかしいでしょ」という気持ちで一杯でした。

 

 陰経・陽経はセットになっているので、表裏経とも言われています。表裏の結びつき方に関しては、臓腑の表裏関係によって決定をしています。臓腑は全部で12あるので、6対の表裏経としてまとめていけるのですが、6対はさらに部位によって分けていくことができます。

 

 6対と言っても、同じ陰陽の名前がつくのがあるので、これをまとめてしまえば3対にすることができます。身体には前・側・後面という3面があるので、この3対が身体の部位の対応するように走行しているとしています。

 

 身体には上下という位置があるので、先ほど6対から3対にしましたが、6対は上下で分けていくことが出来ます。この分類の仕方には三陰三陽という東洋医学で用いられる考え方が使われていますが、この考え方の根底には天地人三才思想が存在していると考えられます。

 

 最初に陰経・陽経は身体の陰・陽面ということで分類をすることが出来るという話しをしましたが、身体の部位に対する陰陽の分類ではなく、三陰三陽という考え方があるので、胃経が前面に持ってこられていると考えることもできます。

 

 経絡の走行を考えると、前・側・後面ということで単純に分けるのは難しいのですが、基本の働きは前・側・後面として考えるのも治療に役立つのかもしれないと思います。

 

 腎は膀胱と関係をするので、後面と関係をしやすいので、後面の対する治療は腎・膀胱で行うことが出来ると思います。

 

 肝は胆と関係をするので、側面と関係をしやすいので、側面に対する治療は肝・胆で行うことが出来ると思います。

 

 脾は胃と関係をするので、前側と関係をしやすいので、前側に対する治療は脾・胃で行うことが出来ると思います。

 

 そう考えてみると、腰・背中は腎、お腹は脾になるので、国家試験の学習の中では当たり前のことになるので、当たり前のことだと思って治療に当るのがいいのかもしれないと思いました。ちょっと文章としてはまとまりきっていない感じはありますが、自分の中で、整理をしたことにもなります。

 

 基本に帰る大切さがあるという気付きでした。

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