鍼灸師、柔整師に取って見れば整骨院は骨折・打撲・捻挫の処置をするところですが、一般の方からしてみれば、何をしているところだか意味不明な場所になります。
そもそも、鍼灸・柔整師が国家資格だということを認識していないことも多いので、知名度は高くないと言えます。整骨院(接骨院)の数は、コンビニ並みにありますが、何をしているところなのか伝わっていない状況です。
私が初めて整骨院に行ったのは、友人に紹介されてから行ったのですが、紹介された内容は「300円ぐらいでマッサージをしてくれるところだよ」と教えてもらいました。ということは、内容を知っている人は少なく、格安マッサージ所という印象が強いです。
もちろん、通っている方に取ってみればどういうところなのか知っていることが多いですが、通ったことがない人に取ってみれば全く分からない場所になります。たまに通っている人でも、何をするところなのか分かっていない場合もありますけどね。
鍼灸院も同じような問題があり、患者さんからしてみたら、鍼をするのは分かるし、痛みには効きそうだけど、どんな痛みに効くのか分からないという印象があるので、鍼灸も認知度をあげないといけないですね。
整骨院の看板に、鍼灸、美容、整体、耳つぼなどの言葉が並んでいるので余計に分かりにくくなってしまっているという状況があります。安いマッサージをしてくれるという印象は、昔から積み上げられてしまった印象なので、払拭するのは難しいですが、地道に行っていくことで変化していきます。
骨折・打撲・捻挫があれば、通常は病院を選択する人が多いですが、待ち時間も長く、治療内容は整骨院と変わらないことが多いので、積極的にアピールすることで集客できるようになります。
外傷が多い治療室は、淡々と外傷の方を受け入れて、外傷のところだというのを言い続けているので、外傷が集まっているので、整骨院業界が一致団結して行っていけば、集客は可能になります。
もちろん、業界が一致団結するというのが難しいというのは鍼灸も同じなので、すぐに出来る訳ではないですが、だんだんと変わっていくことが大切です。
知られていなければ、来ようと思わないので、内容を知ってもらうことが大切ですね。柔道整復師はただでさえ、名前が「柔道」とついているので、整骨院に通っている人が周りにいなければ、柔道の資格の一種かと勘違いをしてしまいます。
歳を取ってくれば、整骨院に通っている人も多いので、知ることが多いのですが、働きざかりの年齢だとわかりにくいみたいです。外傷・捻挫の方は、生活の中でも発生するのですが、どこで治療をしたらいいのかわからないので、そのままにしてしまっている人もいるので、そういった方を集めるだけでもかなりの人数になりますね。