治療用ベッドは患者さんが動いたりするので、しっかりした作りの物を選ぶことが必要になります。
しっかりとしたベッドは重さもあり、移動や運ぶのも大変ですが、丈夫で一生物として使えます。自分でベッドを作るという考えもありますが、その場合にはしっかりとした材質でたるんだりしないようにしておくことが必要になります。
普段、何げなく使っているベッドですが、安いものだったりすると、ベッドが軋んだり、歪んだりしてしまうことがあり、患者さんがベッドの上で移動をしたら、倒れてしまうという可能性が出てしまいます。
狭い物よりも広い方が、寝ているときにもゆったりしやすくていいのですが、治療室にどのぐらいのベッドがおけるのかをしっかりと計測してから選ぶことをお勧めします。ベッドをいいのを買ったのはいいけど入らなかったら、治療に使えなくなってしまうので、自宅ベッドにするにしても多分、邪魔になると思います。
持ち運びベッドを使われている方もいるのですが、持ち運びベッドは強度が弱いものが多いです。よく話しが出るのが、折り畳みベッドが真ん中から割れたという話しを聞くことがあるので、据え置きで使うのであれば、折り畳みよりも通常の方がいいのではないかと思います。
折り畳みベッドはベッドの上部に手を置いて、体重をかけると軋むような音がする場合は、段々と緩んできて、割れてしまうことがあります。ちょっとしか使わないというのであれば大丈夫でしょうが、治療の前後にベッドの中央に腰を掛けることが多く、その部位は、折りたたむ場所なので壊れやすいところでもあります。
折り畳みベッドの足は木で組まれていて、ネジがありますが、ネジも据え置きのベッドと比べると緩みやすいので、使用前後にネジの緩みを確認しておくことが大切になります。
突然折れたら、せっかく治療に来ているのに悪化をさせて帰すことにもなってしまうので、ベッドの安定性は非常に気を付けます。
電動ベッドを使われる方もいますが、伝導で動くところに、衣類などがひっかかってしまうと危険が伴うので、ベッドの昇降前後にはベッドの周囲を確認しておくのが必要です。盤台が挟まってしまったり、椅子が挟まったりというのは聞くことですが、患者さん自身の衣類などでは危険なので、気を付けていくのが必要です。
エステ用は折り畳みのベッドも豊富にあって使っている人もいるのですが、圧がかかるとすぐに壊れてしまうことがあるので、使うベッドは気を付けていくのが必要ですね。
私は、折り畳みのベッドを使うときには、開いたときに必ず、ベッドのきしみ・ネジの緩みを確認してから使うようにしています。持ち運ぶときに膝などで蹴り上げてしまうと、ベッド本体が壊れてしまうこともあるので、持ち運びに体力が必要なのですよね。