胎児の性別の見分け方

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 鍼灸で不妊治療をすることも多いですが、妊娠したら気になるのは胎児の性別になるのではないでしょうか。

 男の子か女の子か分からないと洋服の準備に名前の準備が出来ないので、早く知りたいという人も多いのではないでしょうか。産まれるまでは知りたくないという人もいるでしょうが、やっぱり性別は気になりますよね。

 

 胎児の性別は妊娠24週目ぐらいから分かると言われているのですが、胎児の姿勢によってはなかなか見えないことが多いので、胎児の性別を知りたいという人に取っては、やきもきする状況ですね。

 

 この状況は昔からあるようで、胎児の産み分けや胎児を調べる方法はいろいろなやり方があります。

 

 産み分けカレンダーもあるようで、妊婦の数え都市と受胎した月をカレンダーで見るだけで分かる物があり、中国式産み分けカレンダーやブラジル式産み分け表も人気があるようです。人口が多い地域が入っているので、それだけデータも揃っているということなのでしょうかね。

 

 既に子どもがいる家庭であれば、子どもに聞いてみると答えてくれるようなので、子どもの感性にかけてみるのもいいのではないでしょうか。話せない子どもだったら、もちろん無理ですが、年が離れているのであれば、試してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 妊婦の状況によっても分かるという話しがあるので、食事の好みによっても分かるという話しがあります。例えば、スイーツなどの甘い物が食べたくなったら女の子で、ジャンクフードや塩辛い物が食べたくなったら男の子という説もあります。

 

 妊婦の方同士の話しの中で、食事以外で出てくるのは、お腹の出方が違うという話しですね。医学的には根拠がないと一蹴をされてしまいますが、お腹が前方に突き出ていると男の子で、丸みを帯びた感じであれば女の子と言われています。一度、妊娠した方ならば分かりやすいですが、初産だと分からないので、後ろから見て、すぐに妊婦だと分かるようであれば女の子と言えます。

 

 中国式カレンダーもありましたが、ここまでは俗説で言われているもので、東洋医学とは関係がちょっと薄いものが多いですが、この先では東洋医学の考えを使った物を紹介していきます。

 

 東洋医学では、男は陽、女は陰と考えられているので、身体の陰陽で性別を当てるという考え方があります。東洋医学の診察では脈診という手首の動脈(橈骨動脈)を診るという方法があるのですが、妊娠すると脈は強くて流れがよくなるので「滑(かつ)」という脈の状態になります。

 

 身体の陰陽を考えていくときに、左が陽、右が陰になるので、左右の手首の脈を比較して、左の脈が強ければ、陽気が強いということで男の子、右の脈が強ければ、陰気が強いということで女の子として考えていきます。

 

 胎児の陰陽が母親の陰陽に影響を及ぼすという考え方で、東洋医学では陰陽論で診断を行うことができます。

 

 手首の脈を診るのは鍼灸師でも分からなくなってしまうことがあるので、もっと簡単な方法は顔を見分けるという方法があります。胎児は両親の陰陽を合わせて産まれてくるとされていて、子どもの陰陽は親にも影響をすると考えていきます。

 

 顔を見分けるという考えは、人相や観相という占いの分野にもなるのですが、身体を診るということでは医療として診るのは東洋医学、その人の運勢を診るものが人相・観相という分野になるのですが、大本は東洋医学の陰陽・五行の考えをベースにしているので、共通するところも多いです。

 

 胎児の性別を見分けるのには、涙堂(るいどう)という部位が重要になるのですが、涙堂は目の下のふくらみになります。

 

 顔の陰陽は手と同じように左が陽、右が陰であり、男が陽、女が陰になります。妊婦と父親の涙堂を診るとより確実性が出ます。

父親

  • 左涙堂のふくらみ:男の子
  • 右涙堂のふくらみ:女の子

母親

  • 左涙堂のふくらみ:女の子
  • 右涙堂のふくらみ:男の子

 

 最初は覚えるまでが大変ですが、男性は子ども陰陽がそのまま顔面の陰陽に合わさって出てくるので、男の子であれば陽である左涙堂に影響が出てきます。

 

 女性の場合は、子どもの陰陽が逆転して出てくるという特徴があるので、男の子の場合は、陽が強くなるはずですが、陰の方に反応が出るので、右涙堂のふくらみとなって出てきます。

 

 脈診という方法もあるのですが、顔面で見分ける方法は、妊婦の方がいればいつでも練習を出来る方法なので、友人が妊娠した時などにもこの方法で考えてみました。最初は見分けるのがよく分からないということも多かったのですが、右か左かしかないので、一度は決定して、妊娠が続くことではっきりとしていきます。

 

 使ってみた感想だと、妊娠する前から変化が見られることがあるので、不妊治療で対応している人は、顔面部の涙堂の所見もカルテに書き留めておけば、だんだんと正確な診断になっていくと思います。

 

 妊婦だけではなく、父親の涙堂も診られれば、判断が正確になるので、ちょっと写真を見せてもらうことでも確実性を持つことが出来ると思います。

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