腰痛で動けない場合の対処法

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 腰痛が酷くて動けないというとぎっくり腰のことが多いですが、ぎっくり腰以外でも動けないぐらいの痛みが出る腰痛があります。

 

 動けないのでトイレに行くのも苦労するので、動けない腰痛になった場合は、どうしていいのかわからないことも多いと思いますが、少しは楽になる方法があるので、試してみる価値があるものもあります。

 

 動けない場合でも、動かせる方向がある場合は、その動かせる方向に動こうとすると辛い方向の痛みが軽減することがあります。

 

 例えば、腰を反るのと右に向くのが痛い場合があったとします。その時は、前に丸める、左を向くのが楽なことがあるので、気をつけながら、痛みがない方向に身体を動かしてみます。

 

 ここで、丸める方向に動けるようであれば、例えば腹筋をするようにお腹に力を入れてみて、5秒ぐらい力を入れた状態を続け、力を抜いてみます。これを3回繰り返してみると、痛みが軽減するようであれば、さらに楽な方向を探して、動かせる方向に力を入れるのを行っていきます。

 

 もちろん、急激な動作は痛みが強くなってしまうことがあるので、腰の痛みを確認しながら少しずつ行っていくのが大切です。

 

 これを行うのは、少しは動ける場合なので、そんな動きも出来ないよという方は、腰ではなく手足が動かせるかを確認します。

 

 東洋医学では、手足の経絡は腰にもつながってくるので、手足の刺激でも腰痛が改善することがあるので、手足の動きも大切になります。

 

 よく言われるのは、足首回しを繰り返すだけでも腰痛が軽減することもあるので、治療に行けない場合には、電話やメールで案内をすることもある方法です。

 

 さて、手足の動きという話に戻りますが、手であれば、腕を上げる、腕を背中に持っていくという動作を行ってみて、先ほどと同じように少し力を入れて抜くのを3回行ってみます。

 

 肩を動かすような動作では、腰に痛みが出るようであれば、肘の曲げ伸ばしで確認しながら、動かしやすい方向に力を入れて抜くというのを行ってみます。

 

 大きく変化する人もいますが、何となく変化をしていくのが多いので、少しでも改善するようであれば、反対の腕に進めていきます。

 

 足であれば、膝の曲げ伸ばしや股関節の曲げ伸ばしもあるのですがわ腰部に連動をしやすいところなので、痛みが悪化をしやすいので、手の動かす方を多くやるといいです。

 

 動きには関節が関わるので、手であれば、肩、肘、手首、指で行うことができ、足だと、股関節、膝関節、足首、指で行うことが出来るので、動けない腰痛でもどこが動かせるかによって、使えるところが変わるので、腰痛の状況によって使い分けることが必要になります。

 

 他には、お腹を両手で温めていくと、腰部の痛みが軽減をすることが多いのでオススメの方法なのですが、腹部に刺激を入れると、排便排尿をしたくなってしまうことがあるので、トイレまで行くのも辛い場合は、両手で腹部を温めていくのが、オススメです。

 

 大きく変化をするまでは時間がかかりますが、少しずつ変化をしていくことが多い方法になります。

 

 トイレに行けるぐらいの状況であれば、腹部の押すと痛みがあるところを見つけて、少し指で刺激をするのもいいのですが、内臓疾患がある場合は危険なことがあるので、内臓疾患がなく、強い腹痛や発熱がなければ使える可能性があるものになります。

 

 もちろん、完全な判断は出来ないので、通っている治療院がある場合には、そちらに電話をして、対処を聞いてもらう方が、普段の状態も知っているので、適切な対処方法を教えてもらえることもあります。

 

 痛みがよくなる傾向が全くない場合や痛みがどんどんと悪化していくようだと、危険性がある場合もあるので、どうしようもなくなる前に救急車を呼ぶのも考えた方がいいと思います。

 

 家族と一緒に住んでいるのであれば、誰かが気づきますが、一人暮らしだと、酷い疾患が隠れていて、失神でもしてしまえば、誰も対処が出来なくなるので、自分の身体の状態をしっかりと考えることが必要です。

 

 痛みが強いときは、頭も働かないので、判断も鈍ることもあるので、普段から危機的状況が起きたらどうするのかを考えておく方がいいと思います。

 

と言っても、そういう状況を経験しなければ、対処については考えないので、このブログを読まれた方は、どうしようかと考えるきっかけだったと思ってもらいたいですね。

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