中医学を勉強するのに参考になるサイト

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 鍼灸学校の教科書は中医学の記載が多くなっていますが、中医学の勉強をしようと思うと、四字熟語も多いし、なかなか進まない人も多いのではないでしょうか。私も最初は何を言っているのかさっぱり分かりませんでしたが、時間をかければ徐々に見に付いていくと思います。

 東洋医学自体が日常使っている言葉と違うので、言語を学習するのと同じなので、何度も読んだり、見たりで自分の言葉にすることが出来るので、どこでも学習できる環境を用意しておくのがいいですよ。

 

 特に中医学は四字熟語や病能についてまとまっているので、一度、しっかりと学習をすれば、漢方の話しも鍼灸の話しも理解しやすくなります。

 

 私がお勧めするサイトはこの2つです。

家庭の中医学

中医学の Doctor Frog’s Library

 

 「家庭の中医学」は、漢方についての記載が豊富なので、漢方薬についての勉強をするのにいいと思います。用語の解説も入っているので、中医学で用いられる用語についても学習しやすくなっています。

 

 漢方のことを調べるときには、昔からこのサイトのお世話になることが多いので、何度も見ているサイトになります。漢方は複合処方ということで、何種類かの物が加えられているのですが、一つ一つの物に、それぞれ効能があるので、個別の働きを知ることが大切になります。

 

 漢方薬は方剤と呼ばれていて、中に入っている個別の物が生薬と呼ばれているので、生薬の働きをしっていれば、方剤の効果に対して理解が深まります。もちろん、生薬の量も多いので、全部覚えるのは難しいのは当然なので、患者さんが使っている方剤を調べて、その中にある生薬を調べていくようにしたら、少しずつですが知識が貯まっていくと思います。

 

 「中医学の Doctor Frog’s Library」は最近になって知ったのですが、中国で中医の資格を取得した方が書かれていて、学校教員もしているようなので、授業用の教材も置かれています。

 

 私のブログでは用語に関しての理解や説明が多いので、一つ一つの文章の量が多くなってしまっていますが、「中医学の Doctor Frog’s Library」では、用語がシンプルにまとまっているので、中医学の全体像を把握するのに分かりやすいと思います。

 

 「中医学の Doctor Frog’s Library」の「中医鍼灸研究」のところでは兪穴効能検索システムがあるので、経穴の作用についても学習することができます。難点は中国語になっているのですが、漢字なので、何となくは理解できると思います。

 

 学校教員をやりながら研究をして、これだけまとまったHPを運営しているので、凄いなと思います。

 

 他にもいろいろなブログがあるのですが、用語についての説明が少ないところも多いですし、何点かは凄くても全体を学ぼうとするときには難があるところも多いので、まずはこの2つで学習をしていくのがいいのではないでしょうか。

 

 書籍を買って読むのも大切なのですが、書籍は大きいし持ち運ぶのが大変なので、スマートフォンで読めて検索が出来れば、すぐに知識として定着をしやすいので、ネットも上手く使うといいですね。

 

 簡単な書き方でまとまっているサイトも沢山あるのですが、見やすさというのを考えたときには、この2つがダントツだなというのが私の印象です。

 

 HPの運営に関しては、やはりそれなりの知識がないと見やすさを作ることができないので、この2つは文章だけではなくサイト構成もしっかりしていると思います。

 

 この2つのサイトをしっかりと見て覚えれば、中医学を学ぶ上での書籍はいらないのではないかと思ってしまいます。もちろん、より専門的に掘り下げたいということがあれば書籍が必要になりますけどね。

 

 私自身はこのブログを書く上では、2つのサイトの内容を使ってはいないですし、今まで読んだ書籍を自分なりに解釈した内容を載せています。もちろん、書き方や見せ方という点では参考になることが多いのですが、運営の仕方が違うので、使うのは難しいかなと思っています。

 

 合うか合わないかというのはあると思うのですが、これだけブログ・HPが多い状態になってきているので、合うのはどこかにあるはずですから、諦めずに探していくといいですね。

 

 いいのがないのであれば、自分で作ってやるという人がいたら、是非やってもらいたいですね。「自分が解決したことは誰かの分からないこと」という言葉もありますし、ネットに多くの鍼灸に関するブログやHPが出来れば、業界の普及にも繋がるので、是非、頑張ってもらいたいと思います。

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