健康のために運動をするのは必要か?

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 身体のためには運動をした方がいいと言われますが、スポーツ選手は寿命が短いという話しもあるので、運動をするのは健康になるのか不健康になるのかが分からないという話しがあります。

 運動をすることは身体に取ってはストレスになっているので、身体を強くしていくためには運動というストレスを加えることが大切になります。例えば、長距離を走れるようになるには、初めのうちは短い距離を走るようにして、段々と距離を伸ばしていくのが普通ですが、長い距離を走れるように、身体にストレスを加え続けるのが運動能力の向上に取っては重要です。

 

 ウエイトトレーニングでもいつも同じ重さでトレーニングをするのではなく、段々と重さを増やしていくことで、いままでよりも強い力が発揮できるようになるので、運動は身体にストレスを与えて強くするというのが必須になります。

 

 若いうちは、身体の機能を良く使っておくことが大切なので、学校生活では体育だけではなく、部活などで運動をすることが多いですが、よく運動をすることによって体力が増強されるだけではなく、運動機能が高まることも重要です。

 

 運動機能の高まりと言ってもイメージしにくいですが、例えば、運動で転んだり、滑ったりという経験を何度もすることによって、身体がどのような状態になったとしても対応できるスキルが付くというのが分かりやすいかと思います。運動で転んだり、滑ったりすることはいいことではないのですが、身体を動かしていれば必ず出てくることでもあるので、身体が丈夫で対応できるときにいろいろな状況を経験しておくというのは年を取ってからも重要になります。

 

 若いうちは、体育・部活などで身体を動かす機会があるのですが、社会人になると日々の仕事と生活に追われるので、運動をする習慣がなくなってしまい、運動を全くしない生活になってしまうことが多いです。そうなってくると、身体にはストレスがかかってこなくなるので、身体の機能は低下をしていってしまいます。

 

 身体は精神的ストレス・肉体的ストレスという両面が存在していて、どちらも強くなっていくためには必要なことになります。

 

 社会人は仕事・生活で精神的ストレスは十分にかかっていることが多くても、肉体的ストレスは少ない傾向があるので、肉体的なストレスである運動は生活の中に取り入れることが大切になります。

 

 そう考えると、健康のために運動をするのは必要になるのですが、運動をし過ぎてしまっても身体を壊してしまいます。例えば、長距離ランナーは、疲労骨折が多く出るというのがありますが、運動をし過ぎてしまって、多大なストレスがかかると身体を壊してしまいます。

 

 運動をするということは、ストレスがかかるので、休養も必須になるのですが、社会人だと運動をしても、食事・休養が不十分なことが多いので結局ストレス過多になってしまうことが多いです。

 

 その人の身体の状態にあった適度な運動を行うのが健康のためには大切になるのですが、運動量が少ないと、爽快さが少なかったり、時間がかかったりして結局、継続できないことが多いのではないかと思います。

 

 運動をしている患者さんを見て思うのは、適度な運動をしている人なら身体の状態もいいのですが、過剰な運動をしている人は身体に大きなストレスがかかっていることが多いので、治療でも時間がかかることが多いです。

 

 スポーツ選手として仕事をしているのであれば過大なストレスがかかっていても普通ですが、一般の人が過大なストレスをかけると、見た目の年齢が高く見えてしまうことがあります。本人は、運動をしていて痩せてもいるし、若い気持ちでいることが多いのですが、見た目はそれほど若くはないし、運動によって身体を傷めすぎているなという場合があります。

 

 健康のために運動をすると言うのでよく言われるのは、1日1万歩という話しもありますが、1万歩歩いていると身体の状態がよくなる場合もありますが、足がパンパンになってしまって逆に問題だなと感じることも多くあります。

 

 そういった場合は、しっかりとメンテナンスをしていれば、故障から遠ざかることもあるのでしょうが、運動をしているから健康だという認識にもなりやすいのですよね。

 

 健康維持するためには、運動は必要だと思いますが、過剰な運動は身体を壊してしまうので、心地よい程度で辛くない程度の運動を“継続”するのが大切だと思っています。

 

 何だか取り留めのない文章になってしまいましたが、健康と運動で気になったので、自分の思っていることをまとめてみました。

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