鍼灸師・柔整師の資格は専門学校と大学のどちらがいいか

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 鍼灸師・柔整師の資格を取得するのには、養成施設を卒業する必要があるので、養成施設を卒業して国家試験を取得する必要がありますが、専門学校と大学がありますが、どちらがいいのでしょうか。

 専門学校と大学の違いの1番の違いは通う年数の違いですね。学位という話もあるのですが、1年という違いは一生で考えれば大きな違いがないという考えもありますが、大きな差になると言えば差にもなります。

 

 差と言っても本人の努力次第になるので、問題ではないとも言えるのですが、一般論としての差だけ説明をしていきますね。現場に出ると、教科書と同じではないので、慣れる必要がありますが、慣れてきて最低限の土台が完成するまでに数年を要するので、実力を付けるという過程においては損をすると言えますね。

 

 1年の違いがあるということは金銭的なことでも生じます。例えば、最低限の賃金で考えた場合で学生と社会人を比較します。生活費に関しては条件づけが難しいので、どちらも1年で自宅暮らしということで50万を想定します。

  学費 生活費 収入 合計
学生 120万 50万 100万 -70万
社会人 0 50万 300万 250万

 

 

 社会人になったら使うお金も増えることが多いので、もちろん支出がこれで収まる訳ではないですが、学生よりも社会人の方がお金は貯まりやすいというのは事実ですね。たった1年だけというのは仕事を辞める時にも影響します。例えば、3年卒と4年卒で同じ年齢で仕事を辞めるという条件であれば1年の差は終わりの4年卒は終わりが1年早くなるので、年を取っていくことで収入が増えるのであれば、人生で一番の収入が高い1年がなくなってしまうことになります。

 

 さらには、年金に関しても勤務だったら厚生年金に加入と様々な方法が出てくるので、年金の受給に関してももらえる額が変わることがあります。もちろん、学生時代から対策することも可能ですが、社会人とは貯められる額が違うので、年金受取額が変わります。

 

 そう考えると、1年の差はかなり大きな物になるので、取り返すと考えたらかなりの努力が必要になります。こういったことは誰も教えてくれないですし、私も最近になって分かってきたことが多いので、遅れを取り返さないといけないなという思いがあります。

 

 大学を卒業すると学位が得られるという利点がありますが、普段の生活の中で学位を使う必要性はないので、利点と言えるか微妙なところもありますかね。鍼灸師・柔整師は学歴よりも現場で出来るかどうかが重要なので、学位があっても出来なければ意味がないとなってしまいます。

 

 学位があった方がどこかで役立つという考えは、大卒で一般企業に就職するところになるのではないかと思います。そうなると、鍼灸師・柔整師としての仕事をする訳ではないので、他の学部でもよいのではないかと思ってしまいますね。大学院に行くというのであれば、学位が必要なので大卒が重要になりますが、大学院を出て修士・博士の学位を取得しても仕事としてやっていくのはかなり難しいものでもあるので、学位の必要性は新卒一般企業になってしまうことが多いのではないかと思います。

 

 患者さんを含めていろいろな人に会ってきた感想としては、高校卒業して専門学校に入った人は真面目にやっていく人や勢いがあるようなイメージがあります。大学は自己責任で単位の取得をしないといけないので、大卒の人は自分で考えるという傾向があるのかなと思います。

 

 1年の差ということで金銭と学位という点について書いてみると仕事をするという目的が強いのであれば専門学校の方が格段にいいと言えますね。ただ、大卒だと一般教養としていろいろな科目を受けないといけないし、自己管理もしていかないといけないので、人生を生きていくために考えるという点では大卒がいいとも言えます。

 

 結果的には自分次第になるので、専門学校・大学のどちらでもいいとは思うのですが、何となくまだ決めにくいというのであれば大卒の方がいいのではないかと思います。これは社会に出るまでの猶予が1年あるという点では専門学校より長いので、その1年の間に自分の将来や生き方を考える時間が取れますからね。

 

 この考え方はモラトリアム期間と言われています。モラトリアムは執行猶予という意味があるので、社会人になるための準備期間が専門学校・大学だと考えれば、将来が漠然としている場合は大学、目標が決定している場合は専門学校になりますね。

 

 私は大学も専門学校も出ているので、どちらのいいところ・悪いところはあると思いますが、それぞれによいところは実際にあるので、“やりたい”という気持ちに従うのがいいのではないかと思いますね。

 

 応えにはなっていませんが、答えがあるものではないですし、専門学校・大学で漠然とどちらにしようかと悩んでいる人がいたら、その参考になれば嬉しいですね。

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