治療家としての経験

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 鍼灸師だけではなく、治療を行う人達は、日々、経験を重ねていきますが、一つの真実があります。

 治療家としていれば、こちらが驚くぐらいの劇的な改善を経験することはいつかあるでしょうし、全く改善をしなかったという経験をすると思います。

 

 最初のうちは、劇的な改善は、全体の1%程度で全く改善しないのは40%ぐらいなのかなと勝手に考えています。

 

 残りの59%は変化があるけど緩やかなもので、上位は変化が早く、下位は変化が遅いという感じではないでしょうか。

 

 変化が遅いものに苦労をしていると、治療技術と会話が向上していくので、改善しないものが少なくなり、劇的な改善が増えていくのだと思います。

 

 劇的な改善を早い段階で経験すると、治療の効果をみることができるので、できるだけ早い段階で経験できるといいですね。

 

 私は、幸いにも学生の時に同級生や友人で経験できたので、勉強するモチベーションも保てたのだと思います。もちろん、学生の時は技術も下手だし知識もないので、劇的な悪化も経験しましたよ。

 

 劇的な悪化も、鍼灸でここまで変わるのだというのも分かったので、しっかりとやらないといけないのだなという気持ちを持つことができましたね。

 

 治療家として仕事をするようになってからは、学生時代の反省を活かして劇的な悪化はしていないです。

 

 劇的な改善はみんなやりたいと思ってもなかなか経験できない人もいるのですが、どうしたら経験出来るのかを考えてみました。

 

 劇的な改善ができるということは、その時の自分の技術で改善できる人の治療をしないといけないので、治療家として最初に必要なのは数を診ることだと言えます。

 

 ただ、治療技術が未熟なときなので、悪化をさせてしますこともあるので、治療をする時には十分に注意をしておくことが大切です。

 

 数を診ることと同時に技術が向上しないと劇的な改善も経験できないので、数をみながら、練習と勉強をすることが重要なのではないかと思います。

 

 そう考えると、最初の段階ではいくら時間があっても足らない状況になることが多いです。技術を身につけるのであれば、何も考えないでも手が動く状態を作らないといけないので、大変な時期でもありますね。

 

 1人の先生に付きっ切りで手取り足取りで指導を受けられればいいのでしょうが、そういった環境はなかなかないので、講習会などで、理想の手を見つけて、真似をすることが必要だと思いますね。

 

 技術に関して完全にマニュアル化してしまえばいいのでしょうが、そこまで完成したマニュアルは今はないと思いますね。人のやっていることはマニュアルにするのは難しいと言えますが、本当に細かく細分化されればマニュアルするのは可能だとは思います。

 

 しかし、同じ症状で同じ身体の患者さんがいないので、マニュアルを応用する力がないとマニュアルが使い物にならなくなってしまうので、使う側の努力も必要になっていきますね。

 

 治療をしながら技術のマニュアル。作ろうとしても、技術が向上すると過去の技術を説明するのが難しいので、治療技術のマニュアルが出来にくいとも言えますね。

 

 例えば、自転車の乗り方は自然に乗れるようになりますが、乗れるようになった人がどういう工夫をして乗れるようになったかと尋ねると、マニュアルのように細分化して答えるのが難しいのと同じですね。

 

 自転車の乗り方に関しては余談ですが、スピードをつけてしまった方が怖いけど安定をしやすいので、乗るという感覚を先に身につけてから、こぐという動作が足すのがいいのかなと思いますね。

 

 これは、私が小さい時に乗れるようになりやすかったという経験からきていますが、皆さんはいかがですかね?

 

 ここでは、自転車は関係がないので、治療技術に戻りますが、改善と悪化を経験するのであれば、練習をできる場所があるといいのではないかと思います。

 

 仲間であれば、大きく悪化してもごめんでも済むものなので、治療で起きる変化を理解することが出来ますね。仲間で悪化した経験があるので、その治療の危険なラインが理解できるので、そこまではやってはいけないというのが分かりますね。

 

 仲間でも悪化はしない方がいいのは当たり前なのですが、治療のエンドポイントの理解には悪化したときは役立ちますね。

 

 私がエンドポイントを理解したのは、悪化を目指した訳ではなく、よくしたいという強い気持ちもあったので、行き過ぎたのだと思いますね。

 

 治療を担当すれば、よくしたいという気持ちがあるのは当然で、強く出てしまえば、悪化もすることがあるので、悪化をしたら勉強だったと思うしかないですしね。

 

 治療の現場では、改善するのがいいのは当然ですが、悪化をさせないことが何よりも大切なので、徹底的に注意をするのが重要だと思っています。

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