「お薬は飲んでいますか?」「はい、プラセボを飲んでいます。」
初めて知ったのですが、こんなやり取りができる物が売られていたのですね。
「プラセボ製薬 プラセプラス 200粒」
販売元がプラセボ製薬で、商品名がプラセプラスって、すごく潔い感じで最高ですね。商品紹介でも「薬効成分なし」と書かれていますし、プラセボなのに効果があったというレビューもあるので、見ていて楽しくなってしまいました。
商品紹介にありますが、認知症の方は薬を飲まないといけないけど、忘れてしまい過剰摂取になってしまうことがありますが、本人は真剣なので、飲んではダメと言っても飲んでしまうことがあるので、薬のコントロールとしてはいい商品だなと思いました。
発想の転換と言いますが、効かない薬でも用途があるというニーズを掘り起こして、しかも商品化をするというのは本当にすごいなと思いましたね。
薬を飲むと安心をするという人には、いいサプリだよと言って渡してもいいのでしょうけど、ネットですぐに調べそうなので、プラセボだと分かってしまいますね。
商品で包装違いの物があるので、いろいろな状況や薬の形を想定して、規格をひろげていっているのでしょうね。
大手が参入するほどの物ではないでしょうけど、ニッチなニーズがある物なので、ビジネスとしても面白い視点だし、考えた人は凄いなと思いますね。
薬に頼っているという話や認知症で薬を飲み過ぎることがあるという話が出たら、この商品を勧めていくのもいいのではないかと思います。そのままで使用するのも一つの方法ですし、パッケージだけ変えて使うのもいいのではないかと思いますね。
私も風邪をひいたときのために買ってみようかと思いましたが、鍼灸があるじゃないかというので購入までは至っていません。
プラセボは心理的効果とも言われ、薬だと信じて飲むとある程度の効果が得られることから、有名になった物ですが、人の信じる力って、身体を変える力があるので、「病は気のせい」という言葉も嘘ではないですね。
東洋医学的に考えれば、体調が悪くなるということは、気の問題が発生しているのが当然なので、「全ての病は気のせい」とまとめることもできます。