患者さんから治療代金だけではなく、食べ物を頂くことは多いのは職業性だとは思いますが、お弁当から食材などいろいろと頂きますね。
野菜も頂くことがあるのですが、自然で取れた物、無農薬の物を頂くことがありますが、いつも購入するスーパーの野菜と比べると、そういった野菜は非常に味がしっかりしていると思います。
以前はそれほど野菜に関しては感じていなかったのですが、年を取ったからなのか、こうやって教育をされたからなのかは分かりませんが、違いを感じるようになってきました。
味がしっかりした野菜だと、味付けをしなくても、野菜本来の味がしっかりするので、本当に少しの味付けだけで料理が変化をしていくので、昔からの料理は素材の味を味わうものだったのだろうなと思います。
何故、こんなに味が違うのかなと考えたのですが、野菜自体がその土地の持っている栄養と水を吸収して、さらに凝縮をしているので、独特な味になっているのだろうなと思います。山菜は山の中で取れるものなので、自然の栄養と水が沢山あるので、やはり味は独特で臭みもありますしね。
山菜蕎麦、山菜の天ぷらは、しっかりとした歯ごたえがあり、食材の香りが口の中に広がって、他の野菜と組み合わさると、さらに味に深みが出てくるのでたまらないですね。と言ってもあまりにも香が強いと食べられないので、ほどほどがいいという舌の持ち主なので、いい食材を求めなくていいので経済的でもありますね。
こういったしっかりとした野菜は茹でて食べるだけでも美味しいのですが、茹でたお湯でスープや味噌汁を作ると、野菜のうまみが出ているので、自分で作っていて、「何だ、この味は?うまい!!」と驚きました。
別に料理が上手い訳ではなく、素材の味がしっかりとしていると、それだけでも料理は美味しくなるのだなと実感をしましたね。ただ、こういった野菜などは比較的小ぶりなことが多いので、量を食べようとすると、やはりお金もかかりますね。
日本だと、食料の廃棄も多い状況ですが、もし、全てをこういうのに変えていったら、食材自体の値段が上がるだけではなく、供給が追い付かなくなる可能性がありますよね。世界的に見ても、人が増えれば食糧も増えないといけないので、自然を追求するのは非常に贅沢なことにもなるのでしょうね。
日本で作っているものだけではなく、世界の他の地域でそういった食材を作るようにしていったら、量が出来ないので、経済的に強い国だけが食事を十分に食べられて、経済的に弱い国が食事を食べられなくなる状況も出てくるでしょうしね。
いい物・美味しい物・自然の物を食べるのは身体にいいことだと言えるのでしょうが、かなり贅沢な物だとも言えますね。
人って不思議な物で、美味しい物になれると他の物を食べられなくなるのですが、しばらく食べていたら、慣れてしまうこともあるので、身体には適応能力があるのだなと実感しますね。
私自身は美味しい物を食べたいとは思いますが、ちゃんとご飯があって食べられるという状況事態でも幸せなことなので、もし、際限なくお金をかけられるとしても、普通のスーパーで買物をして食事をしていると思いますね。と言っても、そんな状況になってみないと分からないので嘘かもしれないですね。そんな状況ってあるのでしょうかね。
そんなことを言っていないで、勉強して腕を磨いて、考えていかないと駄目ですね。