どの職場にもパソコンがあり、資料作成やメールで長時間座っていますし、SEだと一日10時間以上もパソコンの前に座りっぱなしで、細かい物を見続けないといけないです。
飲食店やアパレルなどのように立ち続ける仕事も辛いですが、座り続けていると、身体を動かさなくなってしまうために、肩こりや腰痛が出てきてしまいますし、身体の調子が落ちてきてしまうので、普段から気を付けるようにしましょう。
1.デスクワークで発生しやすい病気
①VDT症候群
VDT症候群とは「Visual Display Terminal」の略で、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイを見続けることによって、眼精疲労、ドライアイなどの目の症状が発生してしまいます。
目だけではなく、凝視したり、画面を覗きこんだりするために、首や肩の凝りが生じ、動きが悪くなることで、手足にしびれが発生しやすくなることもあります。
②生活習慣病
身体を動かすことがないので、使わない筋力の低下により、基礎代謝が低下をしてしまうだけではなく、パソコンをしながらの間食もしているようだと、カロリー摂取が過剰になり、肥満、糖尿病などの生活習慣病に繋がってしまうことがあります。
③エコノミー症候群
エコノミー症候群は有名になりましたが、座りっぱなしだと足の筋肉をつかっていない状態になります。足は第2の心臓と言われていますが、ふくらはぎの筋肉を使わないと血流が悪くなってしまい、むくみやすくもなります。
座っている姿勢は股関節が曲がった状態になるので、より血液がもどりにくくなってしまいます。水分摂取が少なくなると血液年度が高くなり、最悪の場合はエコノミークラス症候群(肺動脈塞栓症)の危険にさらされることになります。
2.デスクワークの疲れを解消するツボ
①合谷
合谷は手の疲れを取るだけではなく、首や肩の疲れを解消することもできる場所ですし、使いやすい場所なので、手を止めて考えているときに合谷を揉むといいですよ。ポイントは写真の合谷の場所を刺激するだけではなく、掌側から挟むようにしましょう。
②少府・労宮
てのひらにあるツボですが、ちょうど写真のように圧迫をする場所になるので、ボールペンの頭などで圧迫をすると手の疲労だけではなく、精神的な疲労を軽減できる場所になります。
③目の周り
パソコンを使っていると目の疲労も強いと思うので、目の上下左右の4点を指先で圧迫をするといいですよ。家に帰ったときに、アイピローも使用すると気持ちよいですよ。あずきはちょうどよい重さなのですよね。
④足の裏
足の裏はリフレクソロジーの反射区も多く、足の裏を刺激すると頭が冴えてもくるので、仕事中に刺激をすると効率がよくなるでしょうし、自宅でも行うと一日の疲労が抜けやすくなると思います。肩と腰の治療では足底も使うことが多いので、非常に大切な場所になります。
3.デスクワークの疲れを減らす方法
①正しく座る
椅子に座るときの姿勢が悪いと、身体への負担が大きくなってしまうので、お尻が背もたれに付くように深く腰掛けると、腰への負担が軽減します。足を組んでしまうと、股関節をより深く曲げてしまうことになるので、血流が悪くなりやすいので、出来るだけ足を組まないようにした方がいいです。
②椅子から立ち上がる
仕事に集中しているときは気付いたら、1~2時間経過をしていることもあるでしょうけど、気付いたら立ちあがるようにして、足の屈伸運動をしたり、ストレッチをしたりすることで、血液を循環させるようにしましょう。
③ストレッチをする
本格的なストレッチをしようとすると、職場ではさすがにできないでしょうから、両手を組んで上に伸ばしたり、後で両手を組んで後にひっぱるようにしたりして、肩を大きく動かすようにしておくと、固まってしまった身体をほぐすことができます。
4.まとめ
疲れがひどくなってしまい、酷い症状が出てくるようであれば、病院を受診して身体の状態を確認することも必要なので、ご自身の身体を労わりながら仕事をしてくださいね。
マッサージや鍼灸を行うことで、疲労を軽減して、疲れにくい身体にしていくという方法もあるので、近くの治療院に相談をしてみるのもいいと思います。