仕事や勉強で徹夜をしたくなくても、徹夜をしなければいけないときがありますよね。
身体は自然と休もうとする性質があるので、仕事や勉強をし続けようとしても、脳が勝手に寝ようとしてしまい、集中力も続かなくなってしまうので、せっかく寝ないで時間を作ろうとしたのに、効率的に作業が進まないこともあります。
1.仮眠のススメ
①仮眠が必要な理由
徹夜をしようとするのであれば、仮眠を取ることを前提にしてしまった方が効率はあがるときが多いので、積極的に仮眠を取るようにした方がいいです。人は起きている間は多くの情報を処理していますが、仮眠を取ることによって、脳の働きをリセットすることができます。
ただし、本気で寝ようとしてしまうと起きられなくなってしまうので、徹夜をしようとした意味がなくなってしまうので、注意が必要になりますね。
②睡眠リズムを意識した仮眠
仮眠をしようとするのであれば、睡眠のリズムを知っておくことが大切になります。睡眠は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠がありますが、1サイクルが90分になります。
入眠直後はだんだんと深い眠りのノンレム睡眠になり、浅い眠りになってくるので、ノンレム睡眠の時に起きる方が身体に負担が出にくいので、仮眠を取るのであれば90分にするといいですね。できれば2サイクルの180分(3時間)を取る方がいいのですが、それだけ寝てしまうと時間がなくなってしまうかもしれないですね。
③短時間仮眠
短時間の仮眠だと眠気が取れないと思うかもしれませんが、30分の仮眠だと眠気が残ることがあっても、意外にすっきりしますし、徹夜の負担を軽減することができます。徹夜続きだけでなく、忙しくて睡眠時間が長く取れない方は、昼間や夕方などにこまめに30分睡眠を使っていくと日々の負担を軽減していくことができます。
より短時間の10分程度でも身体の状態が少しは回復をするので、あまりにも眠くなってしまって頭が働かなくなってしまったら、10分の仮眠を取る方がいいですね。
④仮眠後
仮眠の後は眠気がまだ残っていることが多いですが、そのまますぐに仕事や勉強を始めずに、少しだけ水分を取り、立ちあがって、身体をリセットする方がいいですよ。徹夜だとカフェインやドリンク剤を使用する人も多いですが、カフェインは胃の負担になり、ドリンク剤はカロリーが高いことが多いので、取り過ぎには注意が必要になります。
2.徹夜に最適なツボ
ツボは全身に361あり、経絡という線に所属をしているので、一つを刺激すると様々な効果を発揮すると考えていくものになります。徹夜のときは意識をはっきりさせないといけないので、頭をすっきりさせるツボを紹介します。
ツボの名前は十宣(じゅっせん)で、場所は手の指先にあります。片手で5、両手を合わせると十になるので十宣という名前になります。十宣の使う疾患には指先のしびれ、高熱、急性の喉の痛み、痙攣、高血圧、脳卒中と言われていて、中国では救急のときに意識を戻すために使われることがあります。
意識を戻すということを東洋医学的に考えると、脳に刺激をして、頭をすっきりさせるという意味があるので、徹夜・仮眠後で頭がボーとしているときには最適なツボになります。
刺激の仕方は、親指の爪を他の指先で押すようにすると、十宣のうち、次指・中指・薬指を刺激できるので、残った親指の先端は他の指の爪さきで刺激をするといいですよ。ただし、あまり強く刺激をしてしまうと、その後に違和感が残ってしまうので、一つの場所は5秒程度圧迫をして終わりにするといいですね。
徹夜中に仮眠を取れればいいのですが、仮眠を取れない場合は、眠くなったとき、仮眠を出来た場合は、仮眠から覚めた後にやるのがいいと思います。
3.徹夜後の睡眠
出来れば徹夜をしない方がいいですし、徹夜をするにしても仮眠を取る方がいいのですが、それだけハードワークをした次の日は、眠くて仕方がないですが、疲れを残さないようにするためには、その日の生活が重要になります。
徹夜をしていると、間食を摂取していることも多いでしょうが、お腹は休んでいない状態なので、食事をしっかりと摂取すると、胃腸に負担になってしまうことがあります。食事をしっかりと取ると、眠気も強く出てきてしまうので、軽めにしておく方がいいですよ。
晴れているようであれば、日光を浴びることで体内時計に刺激をすることができるので、日の光にあたるようにして、気分をリフレッシュさせることもしてくださいね。眠気を覚ますために人と話をするのもいいのですが、睡眠不足が強いと、精神的にゆとりもなくなってしまっているので、軽い会話に留めておいた方がいいですよ。
徹夜後はぐっすりと寝ようと思うでしょうが、寝だめをしてしまうと睡眠リズムがくるってしまうことにもなるので、いつもより少し長めに寝るという程度にしておいた方がいいですね。スヌーズは寝たいという欲求には答えてくれますが、すっきりするという効果が弱いので、スヌーズを使うぐらいであればギリギリまで寝ている方がいいと思います。
徹夜はしない方がいいですが、どこかでしなければいけないときもあるでしょうから、身体に無理をさせ過ぎずに早期に回復をしていくのがいいですね。私はすっかり徹夜が辛く感じるようになってしまったので、日々、睡眠時間は取れるようにしています。
これから徹夜をされる方は上手に仮眠を使って乗りきって下さいね。