動物のマッサージ

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 動物の医療行為に関しては、獣医師しか行えないので、我々が行うことはないですが、飼い犬や患者さん宅でペットがいることも多いので、犬や猫に会う機会は多いと思います。

 動物の身体は人と違って、非常に柔らかく、手の感覚を鍛えるのに適しているので、ペットを飼っていたときには良く触っていましたし、患者さんのお宅でペットがいるときには、触らしてもらうことが多いです。

 

 というか、ただの動物好きなのですよね。ペットがいると、可愛いし、寄ってもくるので、触るし、撫でることが多いのですが、何度か繰り返している内に、気持ちいいところが分かってくるし、手の力加減も分かってくるので、治療としても役立つなと感じることが多いです。

 

 犬や猫もそれぞれ気持ちがいいポイントがあるので、その部分を触ってあげると人間と同じように気持ちよさそうな顔をすることが多いですし、気持ちいいことをしてあげると、次にあったときにもすり寄ってくることが多いです。

 

 人間だって、痛いことをされたら近づかないですが、気持ちいい、楽しい思いをした人の周りには人が集まるので、やはり自然のことなのだろうなと思います。

 

 動物を触ってみて感じるのは、人間と比べるとかなり軽い刺激で気持ちがいいと感じることが多いので、優しい触り方を身に付けるに効果があるのではないかと思います。この触り方は、成人では使わないことが多いでしょうが、小児の治療をする手では軽い力というのが重要なので、動物によく触っているということは、小児も触りやすいと言えるのではないかと思います。

 

 肉球は気持ちがいいので触りたいのですが、なかなかゆっくりと触れないので、まだまだ触り方がよくないのではないかと反省をしています。

 

 患者さんのお宅でペット、特に犬を触るときには注意をしないといけないのは、警戒心が強い犬の場合は、噛まれることがあるので、患者さんに聞いて触っても大丈夫かを確認する必要がありますね。

 

 友人の治療者でもいきなり噛まれたという話しを聞くことがあるので、ちゃんと尋ねておくのが大切だなと思います。と言っていますが、動物好きなので、気づくと触ろうと手が出てしまうので、後で思い出すこともしばしばあります。

 

 犬は気持ちいい、楽しいとおしっこをしてしまうことがあるので、注意をしておかないと、患者さんのお宅で取り返しのつかない状況になるので、本当に注意をしないといけないですね。

 

 というのは、過去に一度だけですが、もう少しでズボンが全部やられてしまいそうだった経験があります。さすがに洋服の換えを持ち歩いている訳ではないので、濡れてしまったら、全部着替える必要が出てきますし、患者さんにも申し訳ない気持ちにさせてしまうので、患者さん宅でのペットは注意をしないといけないですね。

 

 ペットを飼っている治療者だと、自分のペットにマッサージをしているという話しを聞くことがあるのですが、その場合は、力加減や気持ちがいいところを探していくと、素直に反応をしてくれるので、手の訓練にはいいと思いますよ。

 

 もちろん、医療行為に当ることは危険でもあり、獣医師の診察と治療が必要なので、その辺りは注意をした方がいいと思います。

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