鍼灸の実技の通信教育

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 知識は通信教育がありますが、技術と言われる物には通信教育はないですよね。もし、あるようであれば私の調査不足ですね。

 鍼灸の実技で通信教育があったら面白いのではないかと思います。実技の勉強ではDVDや実際の様子を見て真似をするというのが一般的だと思いますが、手取り足取りの指導でないのであれば通信教育は可能ではないのかと思います。

 

 今だったら、動画配信をネット経由で見て、動画を自分に実技をやっている姿を動画で提出をするようにしたら可能なのではないかと思いますね。目の前で実技を行うのは、その場で修正を出来るのでいい点でもあるのですが、結局、家で練習をしているときに、癖がでてしまうのであれば、参考にする動画と自分の動画を見比べるようにしたら、かなり練習としてはいいと思うのですけどね。

 

 細かい感覚を伝えるのには対面の方がいいというのは当然なのでしょうけど、学校でも実技の授業で一人一人に先生が付く訳ではないので、本当に細かい感覚を伝えるというのは難しいでしょうし、指導としてはしきれないと思いますね。

 

 ただ、この点で問題になるのは、動画をどうやって撮影するかという点と、動画形式は何で保存をするかというところでしょうかね。スマホがあるので誰でもすぐに動画を撮影できるようになりましたが、自分の動画を撮影するのであれば、自撮り棒で固定をして撮影するしかないですね。

 

 動画を見比べるというのは動作を習得するには役に立つので、スポーツの場においてはよく行われている方法ですが、教育という場では動画配信・動画確認はないですよね。あれ、調査不足でもしかしたらあるのですかね。ただ、鍼灸にはないと思います。

 

 動画配信をすると、その動画をダウンロードして違法に扱ってしまう人がいるので、やはり難しいのですかね。けど、DVDで実技の動画を見ることが出来るので、会員なら入れるサイトを作るのもいいと思いますけどね。

 

 実技は感覚などを含めて手渡しで伝えるのがいいのは当然でしょうけど、講習会は首都圏に多い状況ですし、出てくる時間、お金を用意しないといけない方たちに取っては非常に負担が多いと思いますね。

 

 ただ、現状では鍼灸の実技に関する通信教育がないので、自分で工夫をして実技のレベルアップを図っていくことが大切ですが、勉強になるのは、自分の動画を見てみることだと思います。

 

 スポーツでも自分がイメージしていた姿と違うというのはよくあることで、イメージに合わせていくためにはどうやったらいいのかを考え、実行することが大切なので、自分が鍼をしている姿を動画で撮影してみて、姿勢、動き、技術をチェックしてみると、いろいろなことが見えてくると思います。

 

 DVDなどの映像をみてその真似をしようとしているのであれば、自分の動画を見て、再度映像資料を見てみると、何かが違うというのに気付くはずですし、どこを改善した方がいいのかというのが分かるので、やれる方は自分の実技動画を撮影することをお勧めします。

 

 私は自分の動きを確認するために、撮影をしたことがありますが、その時に思っていたよりも姿勢が悪いなと思ったり、出来ていると思ったけど強引だったりしたというのが映像として分かるので、実際に実技をしているときに、自分を第三者からの視点で見る見方が出来るようになると思います。

 

 第三者の視点を手に入れることができれば、自分の実技のどこが気になるのかというのが分かるので、実際に実技をするときに注意をするようになるでしょうし、継続して注意することができれば、形になり、自然な動きに変わっていくと思います。

 

 今であれば動画を撮影しても容量がすぐにいっぱいになってしまうということも少なくなってきているので、数年おきに自分の動画を撮影してみると、年数による癖やよいところと悪いところを感じるのではないかと思います。

 

 ちなみに私は、1、2度は撮影したことがありますが、ここ数年は全くやっていないですね。思い出したときにやってみて、過去の映像と見比べようかとは思っている状態です。

 

 ただ、昔の動画データは容量が小さいのはいいですが、動画の画質がよくないので、小さいので、ちょっと見にくいなと思っています。ちゃんとしたビデオカメラで撮影していればよかったのですが、持っていないので、その当時の携帯で撮影したので、小さいのですよね。

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