ぶつけたときは、気付いたら青タンになっていることはかなりあると思います。特に他人から見えるところだと、気になって仕方がないですよね。
内出血は皮下の血管が破れてしまい、皮膚の下に血液が貯まってしまったことによって、紫色のあざのようになってしまいます。数日で消えていく物ですが、ぶつけたところや、怪我の状態によっては、広範囲にあざが出来てしまうので、消えるまでに数週間かかってしまうことがあります。
内出血が出来てしまう状況はぶつけたこと(打撲)によって生じることが多く、捻挫などでも生じてしまうので、とりあえず冷やすことが大切です。冷やすというのは、RICE処置と言って、打撲や捻挫、怪我をしてしまったときによく使われる方法で、出血を抑えて腫れが生じるのも軽減する働きがあります。
RICE処置は、Rは安静という意味があるので怪我をしてしまったら、動かないようにするということです。もし、動いてしまうと、血流がよくなってしまうので、出血が酷くなってしまいます。
Iは冷やすという意味ですが、冷蔵庫に入っていて、触れると指についてしまうような物だと、凍傷になってしまうことがあるので、指に付いてしまう氷は一度、水に濡らしてから使う必要があります。冷やすのには、水を入れてしまうと冷えないので、氷その物を使う必要があります。氷水に塩などを入れてしまうと、温度が下がっていかないので、この場合も凍傷を起こしてしまうことがあるので、冷やす氷は注意が必要になります。
Cは圧迫という意味があり、物理的に圧迫刺激をすることで出血を抑えます。どこかを切って出血をしてしまことがありますが、止めるために圧迫をしますよね。Eは上げるという意味で、心臓よりも高い位置に怪我した部位を上げることで、血流量を減らして出血が多くならないようにする働きがあります。
内出血をしたらすぐにRICE処置をしておくと、内出血の広がりを抑えることができるので、効果的なのですが、あざになってしまった後は、RICE処置は使えないので、温めることが必要になります。
温めることによって血流がよくなり、あざが消えていくことが多いです。家で出来ることだと、ホットタオルを作って患部に当てる方法があります。ホットタオルは、お湯で濡らす方法や濡らしたタオルをレンジで温める方法があります。500Wのレンジで1分程度だとは思いますが、初めて作る場合は、レンジのワット数を把握していない場合もあるでしょうから、15秒程度やってみて、どの程度温かくなるか様子を見ながら、適切な時間で行うことが必要です。
あざは、お灸をすると改善をすることも多いので、鍼灸治療ではお灸を使っていくことが多いです。自宅にお灸があるのなら、あざがある部位にお灸をするのがいいですけど、お灸が家にあるという人の方が少ないので、ライターで代用することもできます。
ライターに火をつけた状態で、あざがある部位に近づけていくと、温かいから少し熱いかなと感じるところで一度、離して、3回程度繰り返していくと、お灸をしたのと同じように次の日には、あざが軽減することが多いです。
ライターの火をつけっぱなしにすると、火が触れる部分や周囲が熱くなってしまうので、ライターの取り扱いに注意をする必要があります。他にはスプーンを火傷しない40度近くのお湯で温めて、肌に触れるのも、熱刺激を加えることになるので、簡便な方法になりますが、火傷をしないように、熱すぎないか軽く触れてみてから行う必要がありますよ。
ヘパリン類似物質入りクリームを使って、新陳代謝を活発にさせる方法もあるので、薬局で相談してみてもいいと思います。ただ、気付いたら出来ているということが多いので、薬を買いにいくのは難しいかもしれないですね。薬を使ったからと言って、すぐに消える訳ではないので、温めて血流をよくするのが早いと思いますよ。
顔に出来てしまった場合は、メイクで隠す方法が使えるので、赤紫ならブルーやグリーン、青色のときならオレンジ系やコンシーラー、黄色ならピンクやパープルを使うと目立たなくなることが多いです。