鍼灸師の専門学校に行く前に鍼灸師に話しを聞くといいですね

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 これから鍼灸の専門学校に通って鍼灸師に成りたいと思うのであれば、鍼灸師に話しを聞くのがいいと思いますよ。

 鍼灸師の人に話しを聞く際には良い点と悪い点を必ず聞くようにするといいと思います。鍼灸師にもいろいろな人がいると思いますが、鍼灸師という仕事は良いと言う人、悪いと言う人のスタンスに分かれると思います。

 

 鍼灸師が悪いと言っても、鍼灸師として仕事をしているのであれば、それほど悪くないのでは?と思うこともありますが、その人ごとの理由もあるので、あまり突っ込むと、その人の人生の話になってくると思うので、参考になることも多いですが、話しが長くなって終わらないかもしれないですね。

 

 鍼灸師が良いという人は、鍼灸師のよいところを強調して話をする傾向がありますが、鍼灸に関する仕事についても知っているので、悪い点も分かっていると思うので、あえて悪い点も聞いておくと、将来や仕事に対する現実がよく分かると思います。

 

 サラリーマンが将来どうなるか分からないから、医療系が安定をしていて良さそうだという考え方は正しいとも言えるのですが、安定を求めると不安定になるので、安定を求めずに、不安定を求める姿勢が大切になってくると思います。

 

 安定は、東洋医学で考えれば、気血の動きが止まっていると考えられるので、その状態は生きているということと反対になります。仕事も同じで、安定を求めれば、循環を止めてしまうことになるので、成長することがなくなって、低下をしていくことになります。

 

 将来的に開業が出来るからという視点は非常に大切で、答えのない不安定な状況に行こうとしているということなので、不安定さを乗り越えていくことによって安定した状態が出来上がっていくと思いますよ。

 

 どんな仕事でも相手があって成り立つので、安定を求めようとすれば、相手がずっと居続けないといけないですが、それでは競争がなくなってしまうので、会社だけではなく、業界の力も落ちてしまいますよね。

 

 例えば、誰でも持っているスマホだって、競争するということがなくなってしまえば、使いやすさは追求されないですし、バッテリーの持ちも改善されないので、利用者に取って不便な状況が発生をします。

 

 競争があることで、いい商品が販売され、利用者もメリットが出てくるので、商品がまた作ることが出来るというのは安定ではなく、不安定の連続の上で成り立っています。

 

 治療院だって、患者さんが来てくれて、周囲との競争が無くなってしまえば、追求しようとする姿勢が落ちてしまうことがあるので、競争があるということは自分の力を伸ばすきっかけとして利用しようとするといいですね。

 

 競争という言葉を使うと拒絶反応を示す場合もあるでしょうが、それだったら、自分の仕事を追求し続けることが、どんな仕事でも大切になると言えばいいのでしょうね。

 

 現在よりもいいサービス、いい商品を作ろうという姿勢は新しい物を生み出す可能性がありますが、そうなってくると、今までの物とは違うので、市場からの評価が読めないので、安定ではなく、不安定を求めているということになります。

 

 競争はしたくない、追求は大変だからしたくないというのであれば、これはなかなか難しい話しで、そのような仕事ってあるのかなというところですよね。全くしないとう訳ではなく、ちょっとだけなら頑張るというのも、また難しい話しで、昨年よりは本当にちょっとだけ成長しましたというのだと、相手が納得をするのかというところですね。

 

 例えば、先ほどはスマホの説明をしましたが、2年前の商品のバージョンアップで、使いやすさはほとんど変わらずに、容量やバッテリーの持ちが5%だけ向上しましたと言うのであれば買わないのではないでしょうか。

 

 そう考えると、商品の向上が10%程度は求められるとすると、人の成長も数%は求められていくのではないかと思っています。

 

 話しが大分それてしまいましたが、鍼灸師の仕事は良い点、悪い点はもちろんありますし、良い点はやりがい、自由、開業できるというところでしょうし、悪い点は年収が上がりにくい、休めない、働き続けないといけないというところでしょうかね。

 

 物事にはかならず二面性があるので、やりがいがあるということは努力が必要、自由ということは結果という責任が必要、開業できるということは努力が必要、年収が上がりにくいということは上げようと思えば上がる、休めないということは経営者になることもできる、働き続けないといけないということは人が居れば一生働き続けることができると捉えることもできます。

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