鍼灸師にお勧めする鍼灸を扱った小説

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 鍼灸を題材にした小説はいくつかありますが、江戸時代の物が多いですが、最近の物を扱ったのもありますので、それだと親近感が湧いていいのではないでしょうか。

 乾緑郎さんが書かれている小説は鍼灸が含まれていることがあるのですが、『鷹野鍼灸院の事件簿』はなかなか面白いのではないかと思います。1冊目は、全体で読む書籍ですが、2冊目は全体のストーリーもありますが、短編として読むことができますよ。

『鷹野鍼灸院の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)』

『鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)』

 

 小説の中では東洋医学での考え方や治療に対する姿勢、やり方などが触れられているので、鍼灸治療をどうやっていこうかと考えている方に取っては、どうやって治療を組み立てていくのかについて参考になることが多いのではないかと思います。

 

 1冊目は鍼灸学校、業界などについての話があり、本当の話かと思うぐらい、リアリティがありますね。人が集まるといろいろなトラブルが起こるのは、どこでも当たり前のことですが、ありそうと思うことが多く、よく考えて書いているのだなと思いました。

 

 この小説を知ったきっかけは、あるショッピングサイトです。あのショッピングサイトは非常に優秀です。

 

 インターネットの広告だと、既に買った商品を再度、勧めてくることがありますが、あのサイトは、関連商品を表示してくるので、これもあったらいいかも、これも楽しそうと思ってしまうので、気持ちが大きいときに見てしまうと、ついつい買ってしまいます。

 

 この小説もその流れの中で買ってみるかと思って1冊購入して読んでみたのですが、1冊目は、真剣に読んでしまいましたね。2冊目の方は、参考になることも多いですが、普通の小説の中に鍼灸が入っているという感じだったので、3冊目が出たら購入はどうしようかなと言う感じですが、多分、買ってみるのでしょうね。

 

 1冊目のドタバタがあまりにもインパクトがあったので、そのインパクトと比べてしまうと、どうしても2冊目が劣っているように感じてしまいますね。2冊目が最初だったら、普通の小説ですし、面白いと思うのですけどね。

 

 鍼灸を扱った小説、漫画は基本的な構成は大体同じなような気がするので、内容が入りやすい物が読みやすいのではないかと思うので、舞台が現代で、最近出た物を紹介してみました。

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