当ブログへのアクセスで、陰陽鍉鍼というキーワードで来ている方がいるというのが分かったので、陰陽鍉鍼って何か面白いなと思いました。
陰陽鍉鍼を行われている方がいて、講習会もあるようなので、勉強をしたい人はそちらに行って頂くのがいいと思います。私自身は不勉強で陰陽鍉鍼というのを知らなかったのですが、少し調べてみて、なかなか面白そうなものだなと思いました。
陰陽鍉鍼はセットで販売をされているようなのですが、陰陽鍉鍼と名前が付いているということから、陰の鍉鍼と陽の鍉鍼で分けて、治療の中で陰陽を使った治療を行っているのだろうなというのは分かりますね。
そんなことは当たり前だろうというところでしょうが、陰陽鍉鍼を見てみて、自分の中でも治療に工夫をしてみようと思ったので、どのようにしていこうかというのは、備忘録として書いてみようと思います。
陰は静であり、陽は動であることから、身体の気血の調整に鍼で陰陽を分けていくと、身体の変化も変わってくるのではないかと思いますね。例えば、症状が強いところや変化を出したいところに陰の鍼を当て、効果を発揮しやすいところに陽の鍼を当てれば気血を動かして、陰のところへ誘導することが出来るのかなと思います。
そうなってくると、普段持っている鍼で陰と陽に分けて考えられる物を使っていけば、自分なりの陰陽鍼が出来るのかなと思うので、太い鍼を陰、細い鍼を陽として考えてみても面白そうだなと思いました。
通常の治療の中では、一本の鍼を押手と刺手の両手で使っていくことになりますが、圧痛点の変化を見ながら鍼をするときには、片手が鍼で片手は反応を見ているので、それを2本の鍼で行ったら変化も違うのかなと思いますね。
陰陽の概念は経絡の表裏関係にも存在をしているので、絡穴治療として2本の鍼を使っていけば、表裏の関係を強めて行くことが出来るので、今までと治療効果が変わっていきそうですね。
陰陽という概念は応用することが出来る物なので、上下・前後・左右で陰陽を考えていくことができるので、陽には陽、陰には陰を使っていくと、離れた関係をつなげて調整できるのではないかと思います。
病態を陰陽で捉えていけば、順逆を加えた治療をすることができるので、順の治療、逆の治療としてさらに応用していけることができるのではないかと思いますね。
例えば、陽には陽、陰には陰というのが順の治療として考えていくのであれば、逆の状態では、陽には陰、陰には陽を使って治療をすることが出来るでしょうね。
鍼灸は本当にいろいろな治療があるので、自分が知らない治療を見てみることで、自分の治療に変化が生まれるので、新しい情報はやっぱり探していくのも大切だなと思いました。
勉強会や治療法をよく見ているつもりでしたが、陰陽鍉鍼というのは知らなかったので、見落としが結構あるのだなというのに気付きましたし、ブログをやっていなければ、知ることがなかったかもしれないので、ブログをやっていて良かったです。
機会があったら、勉強会に参加をしてみたいと思うのですが、勉強会に時間を割くのが難しいので、いつか行けたらいいなという感じですね。