あんまり使っている人がいないのかもしれないですが、お灸をよくするのであれば、灸療リングを持っていると便利なのではないかと思います。
お灸をするときには、知熱灸でも透熱灸でも体表に艾炷を置かないとできないですが、体表面が乾いている人は艾炷が乗りにくいので、水でお灸をする場所を少し濡らしたり、軟膏を塗ったりすることがありますが、頻繁にお灸をするようだと、かなり面倒な作業になってしまいますが、灸療リングがあれば簡単にできますよ。
灸療リングは先端が窪んだ状態になっているので、そこに濡らした綿花を丸めたり、ちぎったりして入れておきます。リングになっているので、艾炷をひねる手の薬指につけておくと邪魔にならないのではないかと思います。
艾炷を作成して、体表に置くときに、艾炷を置く手の中指か薬指の指先で灸療リンの塗れている部分を触れて、艾を置くところを少しだけ濡らします。灸点(灸をする場所)が濡れるので、艾炷が簡単に載せることができるので、お灸をしやすくなりますが、あまり濡らし過ぎてしまうと、艾炷が濡れてしまって、燃えていかないので、どのぐらい濡らしていくかの加減は使っていくうちに慣れていくしかないと思います。
いっぱい詰めた状態で膨らんだ状態にしておけば、灸療リングの濡れている部分を体表に押し当てれば、簡単に灸点を濡らすことができますが、この方法だと濡らし過ぎてしまうと思うので、お勧めはできないですね。
以外に使っている人の話を聞かないので、見てもどのように使うのか分からないという人もいるでしょうけど、お灸をよくするのであれば、手元に一つあってもいいのではないかと思います。
ただ、リング状で小さいので、治療院で転がってしまうと、どこかに隠れてしまうかもしれないので、複数は合った方が安心できると思いますね。
他にも使い方があるのかもしれないのですけど、私は普通に濡らして使うということしか知らないです。