経験が長い人の治療は見た方がいいですよ

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 治療が上手くなりたいと思うのであれば、経験が長い人の治療の様子は見た方がいいと思います。

 治療院で見ようとしても見学できる訳ではないですが、学会や講習会で治療流や様子を見られることがあるので、そういうときには積極的に見に行った方がいいと思います。

 

 経験が長いということは、治療している時間も長いということなので、鍼を扱う姿勢が安定をして、疲れにくい状態になっていることが多いので、自分の普段の姿勢や様子と見比べることが出来るので、日々の治療姿勢で注意するべきことがイメージできると思います。

 

 経験が長い人はいろいろな状況も経験をしてきているので、雰囲気も参考になると思います。患者さんでも一般の社員、社長は何となく雰囲気が違うことがありますが、人は環境の影響によって変化をしていくので、経験が長い先生は独特な雰囲気を持っていることが多いのではないかと思います。

 

 言葉で表現するのは難しいところなのですが、貫禄がある、迫力がある、説得力がある、包容力があるという場合があるかなという感じです。

 

 性格の違いもあると思いますが、自分と似たような性格や雰囲気の人がいたら、そういう方の考え方や治療の仕方は参考になることが多いと思います。どういう人がいいのかは自分の性格と、どのような治療をしたいかによって変わってくると思うので、一度、見てみるしかないと思います。

 

 全体の雰囲気、治療を見たら、手さばきも参考になることが多いのではないかと思います。手さばきは鍼の持ち方、刺し方、操作の仕方などで参考になることも出てきますが、自分の手さばきがどういう状態なのかというのは、ちゃんと知っておいた方がいいと思います。

 

 自分の手さばきと言っても、難しいことを注意する必要はなく、どのように手を動かしているのかを、流れとして覚えておくというところですね。取穴の仕方もどの指のどの部分で触れているのかを意識するだけでも、見方が変わってくるので、自分の普段の様子は覚えておくことが大切ですね。

 

 私は学会や講習会にたまに参加をしますが、そういったときには、一人の先生ではなく、多くの先生のやり方を見て、自分が吸収できることを探しています。一人の先生に付いて学んでいくのも大切なことなのでしょうけど、興味がいろいろな方向に向かってしまうので、私はいろいろな方を見て参考にするようにしています。

 

 普段、意識していなかったのですが、そういえば自分の手の動きが変わっていて、そういえば、こういった手の動きはどこかで見たことがあるなと感じたこともありますが、それも見てから5年は過ぎていたのではないかなと思います。

 

 時間が経ってから手が変わったので、やっぱり経験によって、手の動きも変化をしていくのだなと理解することが出来ましたが、実感として理解するまでに5年かかっているので、見てすぐに理解できてやれるというのは難しいというのは覚えておいてもいいのではないかと思います。

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