患者さんや周りから質問をされるのは、鍼灸でやせるか？ウエストは細くなるか？という話がありますが、本当のところはどうなのでしょうか。

　結論から言うと、鍼灸、マッサージ、電気、運動と何をやってもウエストの変化は出るので細くなりますが、維持をするとなると継続が必要ですね。

　何をやってもウエストが変化をするのは何故かというと、ウエストを測る場所は、脊柱という骨が中心にあるだけで、他に骨がないので、内臓と軟部組織しかない場所になります。

　軟部組織しかないので、刺激を加えていけば変化も出やすいところですね。

身体のイメージとしては水風船が身体の中にあって、上は胸郭（肋骨）などの骨に囲まれていて、下は骨盤に囲まれている状態になるので、中央の腹部は水風船が膨らんだままになっています。

　腹部の水を圧迫すれば、凹みますが、水が移動をしている状態なので、手を離せば元にもどりますよね。これと同様で、ウエストも軟部組織しかないので、刺激を加えれば変化をしますが、刺激が終われば、ゆっくりと元に戻ることが多いです。

　効果としては一時的だと考えていくことができるのですが、継続すると変化につながることはあると思います。

　私は昔から体型が変わっていないのですが、少しウエストがきつく感じるかなと感じたときには、自分でお腹に鍼をしますが、そうすると少しは楽になっていく感じがありますし、継続して行っていくと、排便もスムーズになるので、その後はウエストが楽になるのを感じるので、継続での効果はあるのだろうと思っています。

　ウエストの変化に一番効果的なのは、食べ過ぎずに運動をして、ケアを入れるというのが大切なので、基本通りなのですが、時間がかかるので、楽な物はないのかと探してしまうことがありますよね。

　世の中に上手い話はないので、どれだけ自分でやっていくかというのが大切だと思いますね。

　どうしてもここぞという時があるのであれば、一時的でも鍼灸も試してみるのはいいのではないかと思います。

　一応、友人たちとウエストが変わるかどうか実験したことがあるのですが、何をしても前後ではウエストが軽減しましたね。変化の出やすさで言えば、腹部への直接アプローチ、行っている時間が長い方が、効果は見られましたが、もともとあるものをなくす訳ではないので、変化としては数cmが多かったですね。

　細くなった状態がどれぐらい続くのかというのはまとめていなかったので、その時に持続時間も計測しておけばよかったかなと思っています。