子どもが産まれると喜びもいっぱいですが、子育ての大変さのスタートとも言え、最初にくる難関は夜泣きではないかと思います。
子どもは1~2時間置きにミルクを飲んで食事をするので、母乳で育児をする場合は、お腹を空いたら飲ませる必要があるので、昼間も夜中も授乳する必要なります。授乳時間が2時間毎と言っても、おむつを替えたり、寝るまであやしたりしないといけないので、母親は2時間おきの授乳だと1時間程度しか眠れないですね。
旦那さんが育児に協力をしたとしても、結局仕事もあるようだと、昼間に睡眠不足で失敗をしてしまうと仕事を失う恐れもあるので、男性の育児休暇が取得できない限りは、多くの母親が大変な状況になりますね。男性の育児休暇が1~4週間でも取れるようだと大分変わるのでしょうけど、現状ではないですね。
せめて夜に寝てくれれば楽になるのですが、なかなか寝てくれないし、夜の方が酷いという方もいますね。そういった場合は、音楽を流してみたり、ドライブをしてみたりといろいろな方法を試していくことがありますが、鍼灸では夜泣きに対応することもあります。
以前のブログでも紹介をしたことがありますが、夜泣きをしている子どもを触ると、他の子どもと比べてお腹が硬いように感じることがあるので、お腹の張りを緩めていくのもいいと思います。
夜泣きをしている場合は、頭部をなでてあげたり、指先、足先をもんであげたりすることもあるので、子どもが気に行って効果があるやり方を使っていくのもいいと思いますよ。背中を擦ったりするだけでも効果が現れることがあるのですが、詳細はこちらの書籍が参考になると思います。
『毎日5分!親子スキンタッチ健康法―赤ちゃんから10歳までの対処法』
鍼灸の治療では、お腹の状態、身体の状態を確認して、腹部・背部、手足、頭部に治療をしていくのですが、基本的には接触・摩擦するだけの治療をすることが多いです。治療時間も短いことが多いですが、刺激時間が長いと、逆に悪化をしてしまうことがあるので、鍼灸師の意見に従った方がいいですね。
治療の頻度は、低刺激なので、数日間は連続して通ってみて、だんだん期間を空けていく方がいいので、最初は鍼灸師と相談をしながら治療の頻度を調整していくといいと思います。
私も何度か夜泣きの治療をしていますが、すっきりといかないときもありましたが、続けることで安定もしていくので、継続は力なりですね。
1回で劇的に改善する子どももいて、その場合は、治療をした日はぐっすりで数日はいいのですが、1週間は持たないことが多いと思います。
小児に対する治療では、夜泣き、疳の虫、夜尿症は対応することが多いのですが、夜泣き・疳の虫・夜尿症だと鍼灸院だと思う人は少ないので、鍼灸師も経験がある人、無い人に分かれてしまうので、一度、治療院に電話で相談をしてから行く方がいいと思います。
出産前から治療を受けていて、出産から治療院に行っていないと言う人は、以前から通っていた治療院に相談するのもいいと思いますね。その治療院が対応していなくても、やっている人、技術がある人を紹介してくれる可能性もあるので、相談をするのはいいと思いますよ。
何で夜泣きをしているのか子どもが教えてくれれば楽なのでしょうけど、そんな訳にはいかないので、身体の状態をみて考えていく必要があります。自宅で出来ることはベビーマッサージもありますが、オイルを使うようなタイプだと、オイル自体が合うかどうかが分からないので、手で身体を擦ってあげるだけでも効果が出てくることがあるので、たくさん触れてみてもらいたいと思います。
お母さんだけではなく、お父さんも子どもの身体に触れてあげていくといいでしょうね。
何かの不快感があって夜泣きをしているので、大人でも調子が悪いところを擦ったり、押さえたりするので、小さな子どもは自分で出来ないので、親や治療をする人がやってあげるのだとイメージをしてもらうといいのではないかと思います。
夜泣きは一時だけの人が多いですが、かなり長く続く場合もあるので、両親、祖父母で対応をしていこうとすると、体力勝負になるところもあるので、鍼灸も試してみるのもよいのではないでしょうか。