吾輩は亀である。名前はまだない。
『吾輩は猫である』は有名な小説で、今では青空文庫でも読めるので、読もうと思ったらいつでも読める書籍ですね。
勉強も仕事も日々やっていると、上達をしたというのを感じることが難しいですが、数年経ってみると大きな力になっていることがあります。世の中には「簡単に・・・」というキャッチコピーがあふれていますが、本当に力になっていくのは、地道な努力しかないのですよね。
そう考えていくと、私は亀みたいな物なのだなと思ってブログを書こうと思ったら、やっぱり他の人も考えつくようで、「吾輩は亀である」というブログがいくつかあるのですね。
知識も技術もただやるだけでは、見ているだけやっているだけになるので、身に付くことがないです。身体が自然に反応をするぐらい、注意深く反復することでようやく身に付くことになるのですが、そこまで到達するのはかなりの時間がかかりますね。
知識や技術の習得は亀のような歩みですが、歩みを止めてしまえば前に進むことは出来ないので、少しずつでも足を動かしていくことが重要で、その歩みが続くことで、気づいたらかなりの距離を進んでいくことができますね。
と結べば、そうかもというところなのですが、亀は歩けば遅いですが、水の中では早く動けるので、環境も実は大切だと思います。例えば、自分より知識、経験も上の人達の中に居て、努力を続けたら結果として伸びるということもありますよね。
一人しかいないから、自分で調べるしかないですし、自分でやってみて、反省してまたやり直すことをしていたら、全ての知識と経験を一気に吸収していくので、人に指導を受けるよりも身に付くスピードが変わります。
知識と技術を身に付けるのは亀のようだという結論でしたが、環境や状況次第では猛烈なスピードで様々な物が身に付いていくことになります。
水もない場所だったら水があるところを探して歩いた方がいいでしょうから環境を自分で選ぶというのは誰にでも出来ることなので、そこに至るまでに、自分に何が足りなくて、何が必要なのかを考えておくことが歩みを早めるきっかけになるのではないでしょうか。
亀は陸ではなく、水中で動けるような身体に適応しているので、水の方が早いですが、人それぞれ適応できる環境があるので、まずは自分にあった、自分がやりやすい環境構築が大切になると思います。
環境を調えることが出来たら、後は科学の力も活用したら、亀も空を飛べるはずです。もちろん、亀はそんなことは望んでいないでしょうけどね。
水よりも空気の方が抵抗も少ないですし、空を飛べるようになればスピードも速くなるので、遠くまで行くことが出来るようになりますね。そんな状況になったら、渡り亀というのも出てくるのかもしれないですが、現実的にはあり得なそうですね。
我々も、環境と科学を使っていけば、習得するまで時間を短縮することが出来るので、亀の歩みと言ってもスピードの調節は可能だと思います。
例えば、知識を身に付けるのであれば書籍や人伝えの話しも大切ですが、細かい疑問などはネットでも調べることが出来ますし、英語も出来れば世界中から情報を集めることが出来るので、自分では考えつかないような知識を身に付けることが出来ます。
技術の習熟は難しいと感じることもあるでしょうが、昔だったら見て覚えていくしかなかったものが、映像として残しておいて、スローで再生すればどのような動きをしているのか分析して真似をすることが出来るので、技術を利用するのは大切なことだと思います。
ということで、吾輩は亀である。空を飛びたい。おしまい。