治療では理解してもらうことが大切

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 普段の治療で大切なことは何かと考えたら、結果を出すのはもちろん大切なのですが、理解してもらうことがより大切なのではないかと思うようになりました。

 治療では患者さんの症状を少しでも軽減させようと思って努力をしていき、終わったときに「楽になりました」という一言をもらうのが目標だと思いますが、いろいろなことを考えてしまうと、目的がぶれてしまって、「楽になりました」という言葉が出てこない混乱させた状況を作ってしまっているのではないかと思うようになりました。

 

1.患者さんを混乱させる原因

 自分がやりたい治療、自分が考えている治療に拘ることによって、相手の身体の状態を自分の中に当てはめようとしてしまったり、治療計画が自分の治療の計画だったりして、相手の気持ちを置き去りにしていることがあるのかもしれないかなと思うようになりました。

 

 物事には、陰陽の両面があり、いい部分と悪い部分があるので、必ずしも治療に拘るのが悪いところではないのですが、何が目的なのを見失わないために、一度、多面的に考えた方がいいのかなというところです。

 

 身体の状態を改善していくためには、1回で全てをよくしようとするのは難しいでしょうし、継続して治療をして改善してもらいたいと考えていくと、治療することが目的よりも来院計画を立てることを中心に考えてしまい、どこかで治療の甘さが出てしまうこともあるのではないかという反省もあります。

 

 自分が成りたかった治療家像って何なのでしょうかね。

 

 患者さんを混乱させているのは、自分の中の拘りだったり、甘さだったりするのかなと。

 

2.理解してもらうことが大切

 治療をしているときは、自分の手順もあるし、時間もあるので、ある程度行ってから確認してもらうことがありますし、場合によっては治療が全部終わってから確認してもらうことがありますが、本当は、治療途中に変化が出ていることを確認していくことで、理解していってもらうことが大切だと思うようになりました。

 

 普段、生活している状態では、東洋医学の問診で尋ねるような体調は気にしないことが多いでしょうし、気のせい、たまたまと思うようなことが多いでしょうから、身体から生じる物は、一つ一つが重要なサインとして意識していくことが大切なのも理解してもらわないといけないですね。

 

 あまりに気にしすぎてしまうと病的になってしまうでしょうし、不安を抱えてしまうので、忘れた方がいいでしょうけど、治療のときに思い出すようにしてもらえると助かりますしね。一度、そういったちょっとした症状で話をすることがあれば、何となく生じたちょっとした違和感を治療のときに伝えてもらえるようになり、それについて話をするようになると、東洋医学を理解してもらいやすくなりますね。

 

 治療のときも、治療の後も身体がどう変わったのかを体感してもらって、まとめて話をしてもらえると助かるので、東洋医学ではどういったことが大切なのか理解していってもらえると治療計画もより立てやすくなるでしょうね。

 

3.理解してもらうためには自己理解も必要

 人は万能ではないので、どんなに努力をしても特異なところ、苦手なところは出るでしょうし、得意・不得意があるから個性にもつながるので、自分の個性を知ることで治療の得意・不得意を理解していくことが出来るでしょうから、自分に対する理解も必要になります。

 

 自分がこうなりたい、こうやっていってみたいというのは、自分の願望であって、結果ではないので、自分自身を理解していくことで、願望なのか、得意なのか、理解できているのかを判断することができます。

 

 自分自身はこの疾患は得意ではないけど、書籍などを参考にして考えていくと、治療後はこうなるのではないか、こういう経過を辿ってよくなるのではないかという学習にもなるので、自分自身を理解していくことは大切だと思います。

 

4.まとめ

 今回はふと思った疑問を文章にしているので、全くまとまっていない感じですが、自分自身の治療や考えを含めて、一度、反省してみてもいいかと思って書いてみました。現実世界でも治療でも正解はないので、迷いながら、自分の進みやすい方向を見つけ、切り開いていくことが大切なのではないでしょうか。

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