鍼灸はクセになる?

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鍼灸で治療をしていると、たまに患者さんから

「鍼灸を受けるとクセになるから止めた方がいいと言われたことがある」

という話を伺うことがあります。

このクセになるというのは、患者さんが捉えている考え方だと、

・鍼灸を受けないと変わらない身体になる

・鍼灸の刺激を欲しくなる身体になる

という漠然とした視点で捉えていると思うのですが、鍼灸を受けないと変わらない身体になるということははいですし、鍼灸の刺激を欲しくなるというのは、マッサージなどと同じで心地よいと感じれば、確かにクセになる要素はあると思います。

 

私自身がこの「鍼灸はクセになる」ということを考えてみると、

・楽な状態を知るので続けたくなる

・鍼灸の刺激を好きになる

の2点に集約されるのではないかと思います。誰でも、身体が辛いときは嫌なもので、解放されたいと考えたり、楽な状態になると維持したいと思いますよね。

 

私自身も自分の身体に鍼灸をよくしますが、身体の不調の改善にも使っていますし、実験としても行うし、体調管理にも使っているので、頻繁に鍼灸の刺激を身体に行っています。

 

継続して感じることは、年齢とともに身体の調子は落ちていきますが、落ちるスピードの低下をさせているという実感があります。体力の低下と体重増加は運動することによって補うしかないですが、身体の調子自体は鍼灸で改善できるのだと感じています。

 

継続して自分に鍼灸をすることによって分かってきたのは、気持ちいい鍼・灸の刺激があって、それが自分に出来ると、マッサージなどでは味わない感覚があるので、その刺激を自分に再現できるかというのも行ってみています。

 

そこから考えると、確かにクセになることはありますが、生きていく上で、どんなにお金があっても、身体が不調であれば、何も出来なくなってしまうので、私自身はやり続けるというのを選択しますね。

 

鍼灸にも副作用というのがありますが、やりすぎたら体調が悪化することはありますが、ちょっとの刺激などであれば、悪化することはないし、副作用はかなり低いと考えています。

 

薬は長期服用した場合、内臓機能の低下や副作用が現れやすくなるし、身体にダメージが蓄積していくので、やはり健康維持は運動、食事、休養という3点が大切になるので、私は休養を鍼灸で行っている状態ですね。

 

もちろん、現代医学的に難しい疾患や薬に頼らなければいけない疾患もあるので、薬を安易に飲まないという選択は危険でもありますが、通常の生活を遅れて、大きな病気などもない方は、ちょっとした不調で薬に頼り過ぎるのは、将来的なリスクは高くなると思います。

 

仕事が休めないなどのどうしようもない事情があれば、その時だけ使うというのがいいと思っているので、私自身は薬はほとんど飲まないことを続けています。

 

漢方に関しては、体調維持も考えて、毎日ではないですが、適時使っています。日々、自分に鍼を行っていると、

「ツボにはまった」

という感覚も理解できると思います。これは場所と深さ、方向があるのだと思うのですが、本当にハマったと感じるときは、そのポイントに鍼が入った瞬間に一気に眠気がきますね。抵抗することが出来ないぐらいの強い眠気があり、身体が一瞬でリラックスするのを感じます。

 

お灸もハマったときは、経絡などに沿った響きが生じたり、熱感が身体の中に広がっていく感覚があり、一気に身体が温まり、持続します。

 

再現性で言えば、100%ではないですが、自分にも患者さんにも完全に狙って出来るようになると治療効果も変わってくるのではないかと思っています。

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