鍼灸が上手になるコツとは

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 鍼と灸を触るというのは、家族が鍼灸師、友人に鍼灸師がいるという状態でなければ、学校に入学してから鍼灸の道具を触ることが多いと思いますが、全員、最初は扱うのに苦労をします。

 鍼自体は、持つところも合わせれば、6~7cmですが、太さは髪の毛よりも細いので、曲げたりしないように正確に扱うのに苦労をすることが多いです。

 

 しかも、やっかいなことに、鍼を扱うのに管を使うので、落としたり曲げたりしないで、管の中に入れるという作業を練習することが多いですが、そんな細かい作業を片手でやるので、最初は意味不明です。

 

 携帯の入力と同じですが、慣れてしまえば簡単になるのですが、日常的に扱うものでないので、授業や個人練習をするしかないので、私自身はひたすら練習あるのみでした。

 

 今は、当たり前のように扱っているのですが、最初の段階でのコツがあるかということですが、時間をかけて手の動きを自分で分析しながらやるしかないので、コツはないとも言えます。

 

 お灸も細かい繊維をつぶさないように細かく作るということで、学生時代は慣れてくるまでは本当に苦労しました。細かい作業をやっていると、慣れないのもあるので、手汗もかくので本当に苦労をしました。

 

 現在でも手汗をかくことはありますが、既に慣れたものなので、手汗で作業が出来なくなる前にお灸が終了するようになったので、手際も大切なのかなと思っています。

 

 慣れてきたら、鍼も灸も当たり前のように出来るようになるのですが、そこから先の鍼と灸の感覚を身につけていくのは、自分に鍼灸を行うのが上手になりやすので、コツとも言えます。

 

 もちろん、人の身体と自分の身体は違うものなので、全く同じという訳ではないですが、鍼や灸の感覚を学習しておくと、患者さんに鍼灸を行ったときに、「この感覚かな?」と想像することが出来ます。

 

自分自身に「その感覚」がした結果がどうだったかを考えていくことによって、治療効果がどのぐらいあるかなどを判断する材料にもなっていきます。

 

 私自身は、時間があるときに鍼灸を自分に行っていますが、鍼ならば、太さ、深さ、方向などを考えれば、自分の身体でも100%同じ刺入をすることが出来ていないですし、刺入した後の感覚も同じだったり違うことも多いですが、日々やり続けたことで、「この感覚がいいな」という鍼を少しは出来るようになってきました。

 

 お灸も同じで、大きさ、硬さ、場所によっても感じ方は違いますし、お灸をすることで、全体に広がる感じがしたり、経絡の走行に沿って響きが出たりという経験があるので、最近では大きさ・堅さよりも「燃え方」をよく見るようにしています。

 

 お灸自体は緩和することも多いので、緩和のタイミングを計るためでもあるのですが、「燃え方」によって、こう感じるかなという感覚が少しずつついてくるようになりました。

 

 鍼灸師だけど、鍼灸を受けるのが嫌いという人も多いですが、自分にやり続けるというのは本当に大切だと思います。

 

 私自身も鍼灸を受けるのは好きではなかったのですが、日々、練習として自分に行った結果、体調管理にもなっているし、段々と気持ちよい鍼灸にもなってきたので、鍼灸を受けるのが好きになってきています。

 

 自分の身体がよくなった経験が患者さんにも一番伝わるので、是非、試して欲しいと思います。

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