1.精(生殖・成長・発育と関係)
- 先天の精:父母から受け継ぐ、腎、原気になる
- 後天の精:脾胃で作られる、腎精の補充、水穀から出来る、気血になる
- ※天癸:生殖の成熟を促す(男性16歳、女性14歳)
2.気
1)気の種類
- 原気:下腹部(丹田・関元)腎精から作られる、成長・発育、三焦を通る
- 宗気:胸中、呼吸・血の運行、身体機能、動気
- 衛気:脈外、外邪に抵抗、身体を温める、動きが早い、腠理の開闔、水穀の悍気
- 営気:脈内、栄養、血の生成と運行
2)気の作用
- 推動作用:新陳代謝、気血津液の運行、成長・発育
- 温煦作用:身体を温める
- 固摂作用:体外に血・津液・精を漏れないようにする
- 防御作用:外邪への防御、健康回復
- 気化作用:気血津液精の変化、排泄
3)気の運動様式
- 昇:上昇する働き
- 降:下降する働き
- 出:外に向かう、広がる働き
- 入:内に向かう、狭まる働き
3.血
- 脈内を流れる栄養。血の不足は精が補い、精の不足は血が補う(精血同源)
- 脾の生血(運化)により生成され、心の主血、肝の蔵血、脾の統血が関係
4.津液
- 津:さらさらしたもの、皮膚や全身を潤す、涙、涕、唾
- 液:ねばねばしたもの、関節・臓腑・脳・骨髓を潤す