鍼灸では内出血をすることがあります

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 鍼灸治療では鍼を身体の中に刺入をすることが多いのですが、刺入した後に内出血になってしまうことがあります。

 内出血の場合は、中で出血をしてしまって腫れてしまうと、痛みが出てきてしまったり、違和感を生じてしまったり、アザのようになってしまうことがあります。あまりにも生活する上で問題が生じてしまう場合は、治療者に伝えた方がいいですね。内出血に対する対処法は鍼灸師用ですが、こちらのブログを参考にしてください。

「鍼で内出血したときの対処法」

 

 私も何度も内出血を起こしてしまったことがありますが、対処法を知ってからは、内出血によるトラブルはなくなってきましたが、それまでは何度か大きな内出血になってしまったことがあります。

 

 鍼灸で使う鍼は注射針と違って、血管を傷つけにくい構造になっているのですが、血管が弱い人やたまたま小さな血管を傷つけてしまうことがあります。人間の身体には隅々まで血管が走行しているので、鍼を刺入するときに血管を避けて刺入することは、ほぼ不可能です。

 

 それでも、鍼灸の鍼の場合は、血管を傷つけにくい構造をしているので、100回の刺入を行っても、出血する可能性は10回ぐらいで、内出血になる可能性は数回程度です。内出血はアザもですが、発生すると非常に大きく見えてしまうので、とてつもない傷をつけてしまったと感じる人もいますが、身体の中にある太い血管は、鍼灸の鍼では傷つけることはほぼ不可能です。

 

 太い血管を傷つけるのであれば、注射針のような太さと構造がないと出来ない物なので、鍼で内出血が起こりそうだから怖いと感じるようであれば、まれにしかないと思っても大丈夫ですね。

 

 人目に触れる部位でなければ内出血が起きても、本人しか気にならないので、他の人の目に触れることはないので、少しは安心でもあるのですが、目にしやすい部位だと、殴られたように見えてしまうので、周囲の人から大きな心配をされることがありますね。

 

 美容鍼灸だと、顔面に多く鍼をするので、内出血も顔面に発生することがあるので、美容鍼灸で内出血が生じると、顔面に殴られたような跡が生じてしまうことがあります。これは美容鍼灸のリスクでもあるので、美容鍼灸を行う治療院では、内出血を生じるリスクについて同意書を書いてもらうこともあります。美容鍼灸での内出血に関してはこちらのブログを参考にしてください。

「美容鍼灸のリスク」

 

 内出血で大きな痕になると、殴られたような跡にしか見えないですし、思ったよりも大きくなることがあるので、患者さんの方が不安に感じることも多いですね。私も友人の腹部への刺鍼で内出血を起こしたことがあるのですが、鍼をした後は、1cm程度の大きさの硬結と薄いアザでした。

 

 内出血によるアザは、直後よりも数日後の方が酷くなることが多いので、その友人は2日後にあまりにも大きくなったので、大丈夫なのか心配になったと連絡が来たことがありました。最初に伝えていても、実際に内出血の痕が大きくなると、知らない人にしてみれば、悪化をしたのではないかと感じるのだというのがよく分かりました。

 

 鍼灸師をしていると、自分の身体にも内出血をすることがあって、大きな痕が出来ても気にならなくなるのですが、患者さんからしてみれば、鍼灸にずっと通っている人以外は、驚くことが多いですね。

 

 内出血をした痕は、温めたりすると消えやすいので、自宅でも温めてもらうことが大切なのですが、自宅でホットパックを用意して、しっかりと温められると言う人は少ないので、治療する際には内出血が発生したら、最小限の被害に留めておくようにすることが大切ですね。

 

 内出血が出てしまって痕を早く消したいという人があれば、その部位にお灸をするか、線香やライターを熱さが感じる程度まで近づけるようにするとお灸と同じような効果が得られるので、刺激をした次の日には消失をすることが多いです。

 

 ただ、火を使う方法になるので、火傷をしてしまうリスクがあるので、火傷だけは注意をした方がいいです。内出血の痕を消そうとして火傷をしてしまえば、内出血よりも火傷の痕の方が治るまで時間がかかることが多いので、早くよくなるはずがより時間がかかってしまうことがあります。

 

 東洋医学的には、内出血は瘀血が発生したと考えることが出来るのですが、瘀血は血に発生する病になり、熱を加えると血の働きが活性化をして流れがよくなるので、瘀血が取り除けると考えます。こういった瘀血という概念に関しては、気血津液弁証と関わるので、気血津液弁証に関しては、過去にまとめて書いたブログがあるので参考にしてみて下さい。

「気血津液弁証」

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