東洋医学を勉強するのであればチャングムは見た方がいいです

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 東洋医学を学ぼうとすると、身体に対する考え方はどうすればいいのかを知識だけではなく、経験として身につけなければいけないですが、お互いに討論する場がないと、どこが間違っていたのかを考えることが出来なくなります。

 日本のドラマでは鍼灸が出てくることは非常に少ないですし、東洋医学の話も少ないので、勉強する教材が非常に少ない状況なのですが、韓国は東洋医学のドラマが多くあるので、参考になるものが多いです。

 

 非常に有名になったのは「チャングム」ですよね。何度も再放送もされていたようなので、見たことある人も多いのかもしれないですね。前半は飲食の話が多いのですが、東洋医学の知識も出てくるので、東洋医学ではどう考えるのかという入口としては最適だと思います。

 『宮廷女官 チャングムの誓い』

 後半は医者になってからの話になり、他の医者で治せなかった病気を治していくストーリーなどは東洋医学ではどう考えるのかという参考になります。鍼に関しては、日本の鍼と違うので、太いしズブっと入れるので衝撃を受けることもあるでしょうが、他の国のやり方を知ると言う点でも勉強になると思います。

 

 チャングムで東洋医学の考え方というのが頭に入ったら、次は「ホジュン」が勉強になっていいと思います。ホジュンは『東医宝鑑(とういほうかん)』を書いた人です。『東医宝鑑』は李氏朝鮮時代の医書であり、1613年に刊行されています。

 

 内容は金元四大家の李朱医学を基礎としながら、朝鮮半島独自の内容もまとめられているので、日本や中国に取っても資料的価値が高いので、古典文献としても重要なものになります。

 

 「ホジュン」は韓国ドラマとしては主演を変えて何度も放映されているものなので、日本で言えば、忠臣蔵とかのようなものですかね。何度も放映されている中で、「ホジュン 〜宮廷医官への道〜」として放映された物は、韓国では視聴率63.7%を記録しました。

 『ホジュン 宮廷医官への道』

 「ホジュン」は全編を通じて東洋医学の話になるので、漢方の効能や考え方も多く出てくるので、鍼灸師でも勉強になることが非常に多いです。

 

 韓国ドラマでは他にも「イジェマ」という体質分類を考えだした人がいて、その人のドラマもあるので、こちらも参考になります。時間が取れて、何かドラマか映画を見ようとするのであれば、韓国の東洋医学系のドラマは勉強になるのでお勧めですよ。

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