鍼灸に関するドラマは韓国に多いですが、治療のことを扱った映画となると、アメリカのボディビルダーが脳血管障害で倒れてしまい、中国で鍼灸治療を受けるドキュメンタリー映画です。
ちなみに日本では公開されていないですし、全編に渡って英語です。私は、全てかどうかは分かりませんが、見てみましたが、英語なのでさっぱり分かりませんでした。ただ、映像なので、何となく分かることも多いので、一度は見てみてもいいとは思うのですが、英語なのでハードルが高いですね。私はyoutubeで見てみましたが、公式サイトからの引用なのかな。それもよく分かりませんでした。
公開もされていない映画を、どうやって知ったのかと言えば、ネットで鍼灸について調べていて、鍼灸のドキュメンタリー映画があるのを知って、何だろうと思って探したら、動画があったので見てみたという流れですね。
映画の内容はボディビルダーが脳血管障害になって、治療がないので、どうしようかと悩んだ結果、中国で治療を受けてみたら、効果があったという感じであっているのではないかと思います。英語が聞き取れないので、こんな程度の内容把握ですね。
映像を見ていると、治療の風景があるので、中国の治療の仕方を知るのにいいのではないかと思います。鍼だけではなく、吸角を使ったシーンもあるので、そうやって治療を行っているのだというのが分かりますね。吸角については過去のブログで書いていますので参考にしてください。
「吸角の効果」
学校によっては中国に研修を行く学校もあるようですが、海外ではどのように鍼が使われているのかを知る機会としてもいいのではないかと思いますし、内容がよく分からなくても楽しいですよ。
中国では鍼灸師は東洋医学の医師としての地位ですし、鍼灸の治療は病院で行われています。日本の流派の鍼などを中心にやっていて、中国鍼の治療を見たことがないと、衝撃的に感じるのではないかと思います。
どんどんと刺すので痛くないのかなという思いになるでしょうが、上手な方の中国鍼は日本で使っている鍼のように痛みをほとんど感じないことが多いです。ただ、鍼数が多い傾向にはあるので、痛いのもあるでしょうけどね。
治療では何がいいのかというのは分かりませんが、いろいろなやり方でも効果が出るものなのだなと思いますね。
中国の方も増えてきているので、現地の鍼治療はどうですかという質問を何人にもしたことがあるのですが、効果はあるよという人、痛いから受けたくないという人、気持ちいいし好きという人がいましたね。
そう考えると、日本で鍼灸を受けたことがある人に聞けば、同じような回答になるのだろうなと思いましたね。中国や韓国の鍼を受けていたという人を治療することがありますが、日本の鍼であまり刺さない治療をすると物足らない感じだと言われることが多いですね。
物足らないというのは、刺激として感じるのが日本の鍼治療よりも中国や韓国の方が、ずぶずぶと刺すし、ずんずん感じることが多いので、響きをあまり出さないような治療は慣れていないと言えるのでしょうね。鍼灸師でも響きは苦手な人がいますが、慣れてくれば心地よいと感じることも多いですね。私は響きが嫌いだったのですが、上手い人の鍼を受けたり、自分で鍼を沢山したりしたら慣れてきましたね。鍼の響きに関しては過去のブログも参考にしてください。
中国で鍼灸免許を取得してから日本で鍼灸師の免許を取得する、日本人・中国人は沢山いるので、中国のようなやり方で治療をしている人はかなりの数がいると思います。動画を見ていて思うのは、鍼の数も沢山使っているので、鍼の力と置鍼という時間の助けを借りて治療をしているのでしょうね。
病院で治療をするのであれば、数をこなさないといけないので、そう考えると合理的な考え方ですし、治療方法もシンプルだと思います。使うツボや考え方を統一してしまえば、新人でも同じような治療として使うことが出来そうですしね。
一つの疑問として中国のやり方を参考にしても、病院という土壌、肉体、国民性として成り立っていると考えれば、そのまま日本で同じことをやろうとしても難しいですし、日本には合わないと否定をすることは可能ですね。
ただ、中国のようなやり方で治療を行っている方もいるでしょうし、そう考えれば、身体と治療で考えれば同じなので、関係なく使うことができると言えますね。そう考えると、やはり治療方法で何を学ぶというよりは、使う側の問題の方が多いのかなと思います。
治療として使う側が駄目だと思えば使えないでしょうが、使えると思えば使うことは可能になると思います。確かに得意・不得意というのはあるでしょうが、どんな物事もやる側の気持ち次第で結果が多きく変わることが多いですしね。
中国の鍼のやり方は見たことがないという人にはお勧めの動画だと思いますよ。