至陰

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 逆子のツボで有名なのが足の小指にある至陰ですね。至陰は爪の根本外側にあるツボで冷え症の方に使われることも多いですね。

 至陰に関しては、逆子と冷え症に使うという状態になっていて、それ以外に働きや意味については深く考えてこなかったので、自分の勉強という意味でまとめてみたいと思います。

 

 至陰ということは、「陰に至る」という意味なので、限りなく陰に近いという意味があります。膀胱経という陽経が終わりになり、腎経という陰経に繋がるので、至陰という名前が付いたという話しが多いですね。腎は精と関わり、五行の関係から腎水とも言われるので、水は陰気が強いものなので、陰に繋がる場所とも言えるので、膀胱経に対する治療だけではなく、腎経に対しての治療もいいのではないかと思います。

 

 どうやって名前がついたのかは過去に調べている文献を信じるしかないですし、名づけをした方とも話しが出来る訳ではないので、推測するしかないので、この説で正しいのだろうと思います。

 

 ただ、陰陽論というのは物事を分類し、相互に作用することを現しているので、膀胱経・腎経という話し以外でも使うことが出来るので、陰陽論を使って、至陰を考えてみたいと思います。古典に書かれている訳ではないので、あくまで私個人の話しですね。ちなみに、陰陽論が分からないと読んでも分からないと思うので、過去に陰陽論についても書いていますので、必要であれば参考にしてください。

「東洋医学の陰陽って何?」

 

 身体の上下を陰陽で考えたときに、上は陽、下は陰になるので、下にあるツボや働きは陰と関係をすると考えることが出来ます。さらに、外側・内側は外側が陽、内側は陰になるので、下の外側末端は陰の中で陰の中の陽という場所に至陰があることになります。

 

 至陰より下は陰、至陰より内側は陰になるので、陰の中の部位であれば陽のピークとも言えますが、それ以上の陽が存在しないので、陰に転化をする直前の状態とも考えることが出来るので、すぐに陰に変化をしてしまう場所と言えるのではないでしょうか。

 

 でも、至陰より指先の末端の方が端だからそっちの方がよい気がするのですが、爪甲根部の方が効果はあったから、この場所になったのだと言ってしまうと、これまでの話しは無くてもいいのかなという感じにもなってしまいますね。

 

 治療としては、ほとんどの鍼灸師が知っているように逆子に対して用いてくる経穴ですが、セットに三陰交を使っていくと治療効果が高いと考えられます。逆子の治療ではお灸を使って行うことが多いのですが、継続した刺激をする必要があるので、患者さんには自宅でのお灸や至陰のセルフマッサージを指導する人も多いと思います。逆子に関してはこちらのブログでも書いているので参考にしてみて下さい。

「逆子のツボ」

 

 至陰は他には、膀胱経・腎経と関係をするというのが前提なので、腎の働きが低下をしてしまっているときにも使うことが出来ます。腎の働きは生殖機能と排泄、呼吸に関与をしているので、生殖器障害、排尿障害、呼吸障害に対しても用いていくことが出来ます。使える範囲が広いので悩んでしまうこともありますが、足から治療をする中で、他に治療方法が考え付かないときに使ってみるのもいいのではないでしょうか。腎や精については過去のブログに書いています。

「腎の働き」「生殖能力と東洋医学―精と気」

 

 膀胱経の流注は、下肢、背腰部、頭部、顔面部に流注をしているので、流注をしているところでの異常に対しても使えるので、ぎっくり腰の治療で使っていくことも可能ですね。頭顔面部に関係をしているので、目の疲労、鼻疾患、頭痛にも効果が高いと思います。

 

 膀胱経は脳内に入る数少ない経絡になるので、頭の中がボーとするような状態やすっきりしないときにも使用できるのではないかと思っています。

 

 自分でお灸をすることもありますが、確かに足がすっきりするだけではなく、全身も楽に感じることも多いですね。

 

 のぼせているときには、頭部に気血が集まり過ぎているので、そういったときに至陰に刺激を加えていくと、気血を調整して、下肢に誘導をすることになるので、効果が出やすいですね。

 逆子のツボで有名なのが足の小指にある至陰ですね。至陰は爪の根本外側にあるツボで冷え症の方に使われることも多いですね。

 

 至陰に関しては、逆子と冷え症に使うという状態になっていて、それ以外に働きや意味については深く考えてこなかったので、自分の勉強という意味でまとめてみたいと思います。

 

 至陰ということは、「陰に至る」という意味なので、限りなく陰に近いという意味があります。膀胱経という陽経が終わりになり、腎経という陰経に繋がるので、至陰という名前が付いたという話しが多いですね。腎は精と関わり、五行の関係から腎水とも言われるので、水は陰気が強いものなので、陰に繋がる場所とも言えるので、膀胱経に対する治療だけではなく、腎経に対しての治療もいいのではないかと思います。

 

 どうやって名前がついたのかは過去に調べている文献を信じるしかないですし、名づけをした方とも話しが出来る訳ではないので、推測するしかないので、この説で正しいのだろうと思います。

 

 ただ、陰陽論というのは物事を分類し、相互に作用することを現しているので、膀胱経・腎経という話し以外でも使うことが出来るので、陰陽論を使って、至陰を考えてみたいと思います。古典に書かれている訳ではないので、あくまで私個人の話しですね。ちなみに、陰陽論が分からないと読んでも分からないと思うので、過去に陰陽論についても書いていますので、必要であれば参考にしてください。

「東洋医学の陰陽って何?」

 

 身体の上下を陰陽で考えたときに、上は陽、下は陰になるので、下にあるツボや働きは陰と関係をすると考えることが出来ます。さらに、外側・内側は外側が陽、内側は陰になるので、下の外側末端は陰の中で陰の中の陽という場所に至陰があることになります。

 

 至陰より下は陰、至陰より内側は陰になるので、陰の中の部位であれば陽のピークとも言えますが、それ以上の陽が存在しないので、陰に転化をする直前の状態とも考えることが出来るので、すぐに陰に変化をしてしまう場所と言えるのではないでしょうか。

 

 でも、至陰より指先の末端の方が端だからそっちの方がよい気がするのですが、爪甲根部の方が効果はあったから、この場所になったのだと言ってしまうと、これまでの話しは無くてもいいのかなという感じにもなってしまいますね。

 

 治療としては、ほとんどの鍼灸師が知っているように逆子に対して用いてくる経穴ですが、セットに三陰交を使っていくと治療効果が高いと考えられます。逆子の治療ではお灸を使って行うことが多いのですが、継続した刺激をする必要があるので、患者さんには自宅でのお灸や至陰のセルフマッサージを指導する人も多いと思います。逆子に関してはこちらのブログでも書いているので参考にしてみて下さい。

「逆子のツボ」

 

 至陰は他には、膀胱経・腎経と関係をするというのが前提なので、腎の働きが低下をしてしまっているときにも使うことが出来ます。腎の働きは生殖機能と排泄、呼吸に関与をしているので、生殖器障害、排尿障害、呼吸障害に対しても用いていくことが出来ます。使える範囲が広いので悩んでしまうこともありますが、足から治療をする中で、他に治療方法が考え付かないときに使ってみるのもいいのではないでしょうか。腎や精については過去のブログに書いています。

「腎の働き」「生殖能力と東洋医学―精と気」

 

 膀胱経の流注は、下肢、背腰部、頭部、顔面部に流注をしているので、流注をしているところでの異常に対しても使えるので、ぎっくり腰の治療で使っていくことも可能ですね。頭顔面部に関係をしているので、目の疲労、鼻疾患、頭痛にも効果が高いと思います。

 

 膀胱経は脳内に入る数少ない経絡になるので、頭の中がボーとするような状態やすっきりしないときにも使用できるのではないかと思っています。

 

 自分でお灸をすることもありますが、確かに足がすっきりするだけではなく、全身も楽に感じることも多いですね。

 

 のぼせているときには、頭部に気血が集まり過ぎているので、そういったときに至陰に刺激を加えていくと、気血を調整して、下肢に誘導をすることになるので、効果が出やすいですね。

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