東洋医学を勉強する理由

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 東洋医学は学生の頃から勉強をして、卒業してからも継続して行っていますが、東洋医学を勉強するのには理由があります。

 鍼灸師の勉強をしようとすると、東洋医学の学習がカリキュラムに入っていますが、他の医療系の資格の中では東洋医学がカリキュラムに大きく入ってきている訳ではないので、鍼灸師は東洋医学の専門家としての地位を取ることが可能なので、得意分野を作るということで、東洋医学の勉強を継続しています。

 

 継続して勉強をしているので、周囲からは好きなの?とよく聞かれるのですが、好きというよりも自分の武器を作るためには、勉強するのは当たり前ではないかという考え方になります。

 

 継続して勉強を続けていると、だんだんと分かることが増えてくるので、分からない状態ではなくなってくるので、楽しいという部分も出てきたのは、最近のことだと思います。それまでは、勉強をしても結果としてすぐに繋がる訳ではないので、どちらかと言えば、苦しい感じの方が強かったと思います。

 

 この考え方は学生の頃から変わっていないので、学生の頃から考えればあと数年もすれば20年東洋医学を勉強し続けていることになるので、さすがにある程度は話せるのは当然になってきますね。

 

 石の上にも3年どころか20年。ただ、全てを集中してというほどまでいかないので、今ある知識が身に付いたのはかなり遅いのだろうなと思います。さらに知識と理解を深めていくためには、古典の方も少しは入っていきたいとは思うのですが、漢字だらけなので、読み続けようとすると、あっという間に寝てしまうのですよね。

 

 中国語の書籍を読むことがありますが、中国語の書籍は必要なところだけを読むだけなので、漢字が多くても何とかなるのですが、最初から最後まで読もうとするとかなり辛いですよね。必要な話し以外と感じるところもあるので、必要なところだけ読む分には中国語は漢字だけなので文章が短いから便利ですね。

 

 カリキュラムとして鍼灸・あん摩マッサージ指圧師は東洋医学を継続して学習をする特殊な資格なので、本当は、共通用語で話しをしながら、流派での会話もできると言う二面性があった方がいいとは思いますね。

 

 現代医学であれば、資格という枠を超えて、解剖学・生理学を中心とした言葉で話しが出来るというのが一般への普及に取っても大切になってくると思うのですが、東洋医学だといろいろな解釈をすることが出来るので、統一をして話しをするのが難しい状態なのでしょうね。

 

 私が新しい教科書を読んでいる理由は共通用語で話しをしないといけないと思っているので、自分なりの東洋医学だけではなく、今後のことを考えて教科書もしっかりと見ておこうかなと思っている状態です。

 

 ブログに自分の解釈を書いているように、正しいかは分かりませんが、教科書を中心としながら、自分が理解をしたことを書いているようにしていますが、教科書を中心として会話が出来るようになれば、鍼灸師同士でも話しをしやすいのではないかと思ったからですしね。

 

 鍼灸師のカリュキュラムに東洋医学が入っていても、漢方の勉強が入っていないのは、東洋医学を学習するということでは片手落ちだと思うのですが、資格として薬を扱う仕事ではないので、仕方がないのかもしれないですね。

 

 せっかく東洋医学を勉強するのですから、本当は、登録販売者程度の薬を販売できる程度でも緩和されるといいのでしょうけど、そうなると学習時間も長くしないといけないでしょうし、国家試験の合格率が下がるかもしれないですね。

 

 薬は本当に難しい物なので、薬剤師ほどではなくても、一般藥は身体の勉強をしているし、東洋医学の勉強もしているので、制度として認められるといいとは思うのですけど、やっぱり勉強としてはかなりの負担になりますよね。

 

 鍼灸師が東洋医学をしっかりと勉強をして、東洋医学の専門家としての地位として確立できるのであれば、東洋医学を指導するという側にもなるので、そうなってくると東洋医学の普及に役立つと思うのですけど、勉強量もかなり必要になるのでしょうね。私自身は出来るとは言えないですが、東洋医学の専門家にはなりたいと思っています。

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