2016年に読んで面白かった書籍

Pocket

 書籍は年間で100冊程度は読んでいるのですが、その時の自分次第で面白いか面白くないかが分かれてしまうので、最近は、本に出会うタイミングも大切なのではないかと感じるようになりました。

 昨年に読んだ書籍で面白いと感じた物をピックアップしてみたいと思います。ちなみに、読んだ本はエクセルに入れて一言コメントも入れておくようにしているので、後で見返してみて復習することもあります。

 

 昨年は久しぶりに「マネーショート」という映画を患者さんからの紹介で見に行ったのですが、株式市場などについての知識はほとんどないので、どういった世界なのか何冊か読んでみました。

 

 『カラ売り屋』は評価が高すぎる会社や怪しい会社を狙って、株式が下落する方にかけるためにカラ売りする人達についての小説なのですが、入念な準備を重ねていくところはどの仕事でも必要なことだなと思いましたね。

『カラ売り屋 (幻冬舎文庫)』

 

 株式市場は怖いところだと言われていますが、成功した人も多くいるところですね。多くの人が億というお金を持つのを夢に見ますが、実際に億に到達した人も沢山いるのですね。ということで、こちらの書籍も読んでみました。日々のお金を投資に回すことで、お金を増やしていった経緯について細かく書かれています。

『年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法』

 

 お金についての書籍は何冊か読んでいったのですが、お金を持つことが本当に幸せなのかは難しいところですよね。そんな中で、『億男』という書籍に出会ったので読んでみました。億を超えるお金が入ってきたことで、変わる心情などが書かれていましたし、読みやすいのであっという間に読んでしまいましたね。

『億男』

 

 お金の話となるとネットワークビジネスも有名ですが、ネットワークビジネスの現実って意外と知らないなと思い、こちらの書籍を読んでみました。

『ニューカルマ』

 

 小説なのですが、ネットワークビジネスを行っている人の生活や仕事についての話が載せられていて、非常にリアルな描写らしいので、どういった物なのか知りたい人に取っていいのではないでしょうか。

 

 株などの書籍を読むと産業や経済についての知識が大切になってくるというのがよく分かったので、そういえば最近はIoTって見かけるけど何だろうと思ったので、本を読んでみました。

『IoTとは何か 技術革新から社会革新へ (角川新書)』

 

 今はスマートフォンでいつでもどこでも調べられるという状況になっていますが、今後は電化製品すべてが繋がっていく可能性があります。この物が繋がっていくということがIoT(インターネット オブ シングス)と呼ばれる状態になります。

 

 ここまで紹介した本の中に、医療や東洋医学が入っていないですね。そういった書籍も読んではいるのですが、専門書も多く、楽しく知識を得るというよりは調べるのに使うことが多いので、ちょっと読んで楽しいというのはないのですよね。見やすい書籍も増えてきましたが、見やすさによって内容が少なくなっているように感じるので、最近の書籍はあんまり買っていないです。

 

 この先に紹介する書籍はまたまた変わったものです。現在はtwitterやfacebook、インスタなどSNSが流行っていますが、インターネット上にデータが残るので、気にする人は使っていないですよね。

『完全履歴消去マニュアル』

 

 誰かを探したいときには探偵を使うのも一つの方法でしょうが、海外ではトレーシングという名前で仕事があるようです。この書籍はトレーシングを行っていた人がどうやって、その人まで辿り着くのかについて書いているので、自分の履歴がどのように使われる可能性があるのかが興味ある人は知っておいてもいい知識なのではないでしょうか。

 

 治療や一般の生活の中では、政治・宗教について話すことはないのですが、知識としても自分の意見としても持っていることが大切になると思っているので、こちらの本も読んでみました。

『カエルの楽園』

 

 内容は読んでもらうと何について書いてあるのか何となく分かると思いますが、現状を知る一面としては理解しやすくまとまっているなと思います。この方の書籍は、読みやすい物が多く、ジャンルも多彩なので、文章力があるなといつも感心させられています。

 

 普段の生活の中で何の肉をよく食べていますか?

 

 世界で一番多い鳥類は何ですか?

 

 そんな疑問に答える書籍があります。一部の地域にいたはずで、飛べないはずなのに、世界中に生息するようになった鳥がニワトリです。ニワトリは人々の生活の中では大切なタンパク源になるので宇宙にも連れていこうという計画があるようです。

『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』

 

 もうタイトルの付け方が秀逸ですね。確かに、卵、鶏肉は安価に手に入れやすく、日々の食生活の中で重要な位置を占めるものですよね。

 

 食べ物は生産者がいないと作られないのですが、生産者の現実って知っていますか?

 

 生産の現場は単純作業が多く、労働時間が長くなる傾向があるので、職業としては嫌がる人もいるかもしれませんが、我々の食生活を支える根本でもあるので、非常に重要な職業です。他には介護、配達などの現場も同じように仕事としてはキツイことが多いですが、誰が支えているのでしょうか。そんな話が書かれているのがこちらの書籍です。

『ルポ ニッポン絶望工場 (講談社+α新書)』

 

 これから人口減少していく日本では人が増加することが必要ですし魅力的な国になることが大切なのですが、現実はどうなのでしょうか。非常に考えさせられる書籍でした。

 

 気になった単語や話しがあると書籍を読んでいくので、ジャンルが固まっていないのですが、こういった状態を数年行うと、過去に読んだジャンルと繋がっていくので、ただの雑学が生きる知識に繋がることも多いので、継続は力だなと思っています。

Pocket